食べたいものがたくさんあるのに病気やダイエットで食べられない人は本当に気の毒。一日の3回おやつも含めると4回の楽しみがないばかりかそこに費やす時間も「することがない時間」になってしまって代わりにすることがなければヒマすぎて大変だと思うのです。ですが、私のように食したいものがないというのも辛いもの。食欲がないというのともちょっと違う気がするのですが「食べたい！」と思うものがないのです。どうしましょう？
たまに外食するとメニューを決めるのがめちゃくちゃ速いんですがそれは「食べたいものが決まっている」のではなく「食べれそうなものの選択肢が少ない」から。でも一応おなかがすいていると言われればすいているので飲み物しかオーダーしないとかはしません。サラダは外食産業のカット野菜を警戒しているので食べません。（カット野菜の工場で働いている人と話したら「消毒液で手荒れと咳がすごい」と言ってたのを見聞きしてちょっと怖くなったのです）スイーツは控えているというのもあるけど最近あまりおいしいとも思わなくなってきたし。なのでお店の料理の中から「これなら食べれる！」というものが最初からピカ―っと光っている感じです。「これを食べたい！」とは微妙に違うのが残念なところ。
旦那さんはめっちゃ悩みます。でも結局いつも唐揚げ・チキン南蛮系になります。先日は「とんかつのお店に行こう！」ってなったのに迷った挙句、唐揚げと両方乗ったミックスみたいなのを頼んでいて「どこまで揚げ物チキン至上主義なんや…」と思いました。本当にどこにいっても唐揚げが絡んでるものしか頼んでないと思う。大丈夫か？ま、50すぎにしてはまだ旦那さんは細身の方なので気にしてないけど。
一番困るのは食事作りです。昔、旦那さんが「主婦っていいよな～自分が食べたいもん晩御飯に作れるもん」と申しておりましたがひとこと言わせて。
そんなわけなかろう！
考えたこともなかったし。こっちとしてはほっといたら揚げ物チキンばかり選ぶ誰かさんのために家ではいかに他のものをバランスよく食べてもらうか、旬のものをおいしく頂くか、を考えて作ってんのにね？しかも、私が毎日「自分が食べたいもの」を夕食に作るってなったら何も出てこないかもよ？豆腐とキムチとか旦那さんの食べられないかぼちゃの煮つけとか。そう考えると、誰かのために何か作らなくてはいけない！というのは私の場合非常に助かっているのかもしれませんね。二人じゃなかったら揚げ物なんて面倒だし、食べなくても平気なんだもの。いろんなメニューを作れるってのは自分の体にとってもありがたいことです。
しかし、食べることが一つのストレス解消にもなるかもしれない時に食べたいものが浮かばないのは不幸です。好物がないわけではないんですけどね。「今、食べたいか？」と聞かれると「別に」です。例えば…
誰かがおやつを出してくれました。テーブルには数種類のおやつが並んでおります。どれがいい？って言われたら即決めです。あ、飲食店に入った時のと同じですね！ということは！主婦って多分他の人が作ってくれたり用意してくれたものを食べるのが一番幸せでそれが「今、食べたいもの」なんだろうなって思います。
そうだ。これが答えだ。
残念ながら我が家の場合、料理は全任せの旦那さん。料理作りにはまってくれる日はほぼ来ないと確信している。外食はあまりおいしいと感じないし、仕方なく今日も食べたいものが浮かばないまま夕食づくりに励みたいと思います。
