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猫たちがざわつく季節ー今年の新顔はおしゃべり姫

 春はね。猫の発情期ですよね。今日は猫の恋の話。

 今年も正確な彼らの体内センサーは発動し、数日前から家の周りはにぎやかです。

 今の家に引っ越してから感じたのは街と田舎の猫の飼い方が明らかに違っていて「完全室内飼い」の感覚がまだまだないということ。多分、田舎ではこの先もないのでは?と思いました。理由はなんとなくわかります。猫の鳴き声やトイレも畑や空き地が残っているのであまり気にならないし住宅が密集していないので苦情も出にくいからなんでしょうね。「猫は自由にさせてあげないとかわいそう」と思う人もまだまだいて、そういう人から見ると完全室内飼いの方がなんなら”悪”みたいに遠回しに言われます。ま、外猫ちゃんがいるおかげで春の時期のお散歩は楽しくなるんですけどね。いろんな子に会えて。今年は散歩しなくてもうちの周りでドラマがございました。

 

 

 毎年発情期には家の周りに<新顔>猫がやってきます。今年の新顔は3日前から登場しました。黒猫の長毛の女の子ー”黒姫”と呼ぶことにします。発情期特有の「あおーん」という鳴き方はせず、昼も夜も「ふおん、ふおん」と話しかけるように鳴いております。本当にずっと鳴いてるんです。疲れないの?って心配になるくらい。最初、子犬かと思う鳴き声でとにかくよくしゃべるこの子をやっと見ることができたのは今日のお昼のことでした。

少し小柄なこげ茶交じりの子。飼いネコ?

で、昼間見れたことでここらへんを歩いている理由がなんとなくわかりました。目的はどうもこの子みたい。

お向かいの外飼いネコちゃん”チャタ”くん。

明らかに彼をロックオン。(笑)

 あくまで好意のベクトルは黒姫→チャタみたいです。チャタの前でコロンコロン。カワイイ~!でもかなり積極的な女子やなぁ~。彼の方は去勢済みで喧嘩はあんまり強くない優男。甘えん坊でお散歩から帰ってきたら私を外から「ただいま~帰ったよ~」と呼んでひと撫でさせてから「ありがと~もう寝るね~」と言って自分ちに帰っていくかわいい子なのですが、今回はどうも超積極的な黒姫お嬢さんにタジタジで、2匹の様子を見ていた私にスリスリやってきて「うにゃうにゃ~」となにやら訴えてきました。「あの子、ずっと僕を呼ぶんだけどなんだと思う?どうしたらいいか困るんだけど…」みたいな感じ。黒姫さんはそんなことかまわず鳴きっぱなし。明らかにチャタを呼んでおりました。

 面白いことに、うちのウタ君がもう家の中でソワソワが止まらなくて「見たい!見たい!」ってなってたので外の日向ぼっこゲージに入れてみましたところ(喧嘩はなさそうだったので)しばらく見ていたらうちのウタ君も男の子ですが黒姫にはまるで相手にされていない。眼中になし。ちょっと観察してすぐ家に入れました。そのあとも姫とチャタはおしゃべりが止まらず。チャタの飼い主さんによるとチャタくんの方は1週間前にちょっと腫れるほどのケガをして帰ってきて3日前くらいからまた外に出るようになったんだって。黒姫が来るようになった日と同じやん?

それってさあ、

黒姫、このエリアの別猫に絡まれる「いやー!誰か助けて!」

チャタ「お、お、おまえ!何やってんだ!やめてやれよ~」

別猫「なんだてめえ!弱そうな顔してやるのか?(ガブッ!)」

黒姫「きゃぁ~!やめてぇ~」

チャタ「ぼ、ぼくのことはいいからにげるんだぁ!」

っていうドラマがあったんじゃない?

チャタはね、喧嘩はそんなにできないんでかっこよくKOして姫を救い出すとかはできないはずなんですよ。でも一見恰幅も良くてボス風に見えるのです。なんなら助けるつもりもなくたまたま通りかかったら巻き込まれたとかかもね。どちらにせよいいねぇ。ドラマだねぇ。そういうことにしとこう。残念ながら2匹が夫婦になることは叶いませんがこの2匹の間に生まれたおチビたちがちょろちょろ走ってる世界線も見てみたかった。

そしてうちのウタくんは大人の恋愛ドラマを「うぉ~すげ~!」って遠巻きに見ている思春期の男の子てところでしょうか。

ウ「大人の恋って難しそう…」チ「何見てんねん!」

 

かれこれ朝からもう4時間くらい外で2匹の会話が続いています。

楽しいデート中。