「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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猫飼いの冬限定の幸せは春の憂鬱を連れてくる

 生き物を飼っていると季節限定で見れる景色があります。我が家のネコたちは仲がさほどよろしくもないので(かといって悪いわけでもなさそう)お互いの距離は冬が一番近いのです。そして人との距離も、布団に乗る、コタツに入る、ひざに乗るなども冬季限定。もう幸せしかない!と言いたいところですが春に大変な用事が待っているのです。

 猫の毛と布地、いまだ解決していない問題…。

 

 

 最初から猫の住む領域と人の寝室を分けて絶対入らせないのが大正解だとは思うのですが一緒に寝るという至福の感覚を一度体験してしまうと無理な話でありまして、家に迎えるのが子猫の場合、やっぱり最初から甘やかしてしまいますから時すでに遅しです。我が家の2匹はどちらも「人と寝たい!」「そばにいたい!」全開なので毎日布団カバーとコタツカバー、ソファーの毛との格闘です。特に布団は必ず朝、外に出して一晩でついた毛を叩き落としておかないと大変なことになります。幸い、我が家の家の後ろは空き家と流通倉庫なのでご近所をあまり気にせずパンパンやってますが住宅密集地だとそうはいきませんよね。みなさんどうしていらっしゃるんだろう?

 ここ1週間、下の若い方の子が猛烈に抜けてきまして春を感じています。生き物の季節に対する体内時計の正確さにはいつも感心しますが上の子はもうおばあちゃんで以前ほど抜けなくなったため久しぶりにその抜け方に若干ひいています。もう今から布団類を片付ける時のことを思うとげんなり。以前どこかで<毛の付きにくい布地>の調査をした雑誌を読んで参考にしたのですがそれでもまだ試行錯誤。ちょっと自分の体感と経験でまとめ直しで見ます。

私がコタツでいると必ず横で寝るハル。コタツカバーはここだけ毛がびっしり。


猫の毛の付きにくい布地はどれ?

どの布地もゼロとは行かないのでマシなものという感覚です。まずはマシなもの。

使えるファブリック

■デニム

 デニムはその雑誌でも一番マシな布地になっていたものです。なので我が家のソファはデニムのカバーです。そりゃもちろん合皮・本革とかのつるつるしたものが最強ですが、ひんやりするし爪たてられたらがっかりですしね。毛の付き方はゼロではありませんが確かに一番マシだとは思います。取るときも取りやすい。ただデニムも真冬はひんやりします。

■綿なら高密度のものを

 デニムも綿なのに、と思うのですがただの綿になると話は別。一言で言っても綿ってキャンバス地のような固いものからガーゼまでいろいろありますからね。猫の毛は先がとんがっていてするっと織目の穴から入っていくのでぎゅっと詰まった生地の方がマシではあります。ダメかなと思いきや意外と大丈夫なものもあり一言でまとめるのは本当に難しい。布団カバーの類ならダニ予防・花粉対策用の高密度のものなら良いと思います。ただ肌触りは次にあげる化繊同様すこしひんやりします。

 

■ポリエステル等の自然素材ではないもの

 これは確かに良いのです。つるつるのもの。ただ私、個人的につるつるひんやりが大の苦手です。落ち着かないですし、体が冷えます。スカートの裏地でも冷える人です。犬猫は眠ってしまえば気にならないみたいですが暖かい肌触りのものが横にあればやっぱりそっちに来ている気がします。

そして必ずコタツの中に入るウタ。シャギーラグには意外と毛が付きにくい。

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使いづらいファブリック

■タオル・ガーゼ

 この二つは織目の穴に入りまくります。水で洗ったって落ちません。雑巾ならもう捨てる覚悟です。換毛期のMAXの時期に一度お風呂に入れるのですが拭き上げる時は捨てるタオルをこの時用に置いておいて拭いたらそーっとそのまま捨てます。それくらい付いた毛を取ろうとするのに大変だからです。夏の布団カバーがガーゼだったんですがザルのように毛を通したり引っ掛けたりでした。

■ネル・起毛・フリース

 引っかかるところが多いので起毛系のものはダメですね。でも冬はこのグループが暖かくて気持ちいい!もうこうなったら肌触りか毛が付きにくいかのどっちを取るか究極の選択です。そしてこのグループ、特にフリースには静電気という敵がいます。空気中に浮いている毛までも吸い寄せるのです。これのおかげで叩き落とそうにもその動作の静電気でさらに毛がしがみついてしまいます。嫌いだけど毛布とか絶対これになっちゃうし意外とペットのベッドとかもこれだったりしますよね。

 ※フリース生地のものは少し表面を霧吹きで湿らせて雑巾か固いブラシか素手で(これが結局一番よくとれる)水拭きするように強く撫でますと毛をかたまりで取りやすくなります。フェルトとかもこする方が取れます。

家の中の小物で毛がついていないものは?

ちょっとこの機会に観察してみましたら意外なものが無事だったりもします。

■ピーチスキン〇

 スリッパがこれなんですけどあまりついていません。温かみはあるけど表面がさらさらしているからでしょうか。

■シャギーラグ〇

 毛足の長いラグ(写真に写ってます)は最悪かと思ったのですが思ったほど悪くありません。ただし毛足と植毛の詰まり具合がものによって全然違います。我が家のはマシで掃除で取れやすいです。

■スエット生地△

 残念だったのはこちら。コタツ布団がこれなんですがいつも猫が座るところはすごい毛です。コタツ布団なら防水・防汚のモノもたくさんあるのですがやはりひんやり感が嫌いでこれにしたのですがオフシーズンに片づける時意外と大変です。スエットは密度や素材によって違う困ったジャンルです。

まとめ

 毛が付きにくいを謳った商品もたくさん出回るようになりましたが買ってみないとわからないものがほとんどだし一度買ったらよほどひどくない限りしばらくは使いたいですしね。我が家の二匹を見ても個体によって毛の質も違いますから保護活動などされて何匹もお世話している方の使っているものが信用度が高いのでしょうか。あとは自分が優先することを優先しどこかで妥協点を見つけるしかないです。ちょうどいいものを探す旅は続くのです。

リビングで珍しくハルがそっとウタの手を触った瞬間。なんでウタこっち見てるん?困惑中?