「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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私が人に退かれる3つの話 その1.結婚式をしなかった

ー別に大したことじゃないんだけどな?

と本人は思っているのにとんでもなく人に退(ひ)かれることってありませんか?

私には3つあります。多分<繊細気質>が大いに関係していると思うのですが。

その一つが結婚式をしなかったこと

「結婚式ができなかった」ではなく「できるのにしなかった」です。

 


私が結婚式をしなかった理由

ウエディングドレスが怖い

 まず、最初に言っておかないといけないのは私は

ウエディングドレスが嫌いです。

理由は<怖いから>

???ですよね。もちろん子供の頃お姫様の絵を描くのは好きでしたし、普段からスカートをはかないとかジェンダー問題を抱えているわけでもございません。

最初は<怖い>までは行ってなくて、ドレスというものはヨーロッパとかの正装じゃないですか?なので自分の中にはどうしても非現実なものというイメージがありました。ディズニープリンセスとか。

しかも自分の<ザ・日本人>な顔に似合わない自信しかない

というネガティブな気持ち半分、「まあ誰かが着ろといえば着てもいいかな?だったらこれくらいのおとなしいデザインなら…」みたいな感じだったんです。

怖いと思いだしたのはもう少し後。

 大阪のとある駅ビルに昔、リユースのウエディングドレスを大量に展示販売しているお店がありまして、別のビルでも1件。ドレスって丈が長いのできれいに吊ろうとすると2m越えの巨人みたいになるんですよ。ガラスが張り巡らされたそのお店にこれでもか!というほどその”巨人”が干されている様子は私にはラピュタの<ロボット兵>の残骸と同じイメージ。もう圧がすごくってただただ「怖っ」となりました。

人と違うことで心がぎゅお~っ!て動く気質。人に「なんで着たくないの?」と聞かれると答えは「怖い」になるんです。ということでウエディング写真すら撮ってません。

 着物の方がまだましです。でもそれも体型的には似合わないし、きれいに着ようと思ったら大変なのでパス。(子供の頃、帯をきつく締められすぎて吐いてから苦手)でもこの理由は万人に理解されないので後日談で仲いい友人にしか言わないです。ほとんどの女子は好きだし、すでに着た人は好みのを探して探して選んで着ただろうし。いくつになっても結婚に憧れはなくてもドレスだけは一度は着たいと憧れている人もいるし。

式までのスケジュールをこなす体力的自信がない

 外向きの理由の一番は体調です。そして私は最悪の体調で新婚旅行に行ったり、新婚生活を始めたくはなかった! 自律神経失調症ですのでストレス・疲労がダイレクトに体調をおかしくします。すでに結婚していた友人たちがその準備段階で疲労困憊し、お肌を荒らし、式が済んだとたん寝込むパターンを見てしまうと「確実に私もそうなるな」と容易に想像がつくのでこれがメインの理由でした。「しろしろ」言うギャラリーを一番説得しやすい。

「するのはあなたではなく私なのだ。その本人が言ってるんだ。強制決行して体調崩した後、責任取ってくれるのか?」と。

幸い、うちは旦那さんも両家の親もだれも「しろ」とは言わない方たちでしたのでそれは非常に助かりました。面倒だったんだろうねいろいろと。

結婚ラッシュ時は招かれる方も…

 私が式をしないのはひそかにもう決定事項だったんだけどまだ周囲には言っていなかったときある知人が「最近、結婚式多くてさ。もう呼ばなくていいんやけどって思う。」

と漏らしました。本音が出ちゃったってやつですね。それ聞いてた私は心の中で「安心してください!うちらやりませんから」と思ってました。でもその知人は夫婦共ども、家族ぐるみで仲が良かった方なので蓋を開けたら「え~!二人は式してよ。行きたかった!」と言ってました。想定通り。だったらね、まだ未婚の子たちの前でそんなん言ったらだめですよ。たとえ式を挙げる二人だとしてもヘタすりゃ呼んでもらえないぞ?と思いました。

結婚式をしなくて良かったこと

 お金・時間・労力すべてにおいて良かったです。そのあと片づけるもの、お返しやお礼状などなにも用事が残らず、新婚旅行も疲れてなかったし、それ以外の旅行にもいっぱい行きました。式をしなかったからと言って減った友達はいませんし、なんなら好感を持ってくれる人も。結婚祝いをくれる方は式があろうがなかろうがくださるし、あげたくない人にとっては「助かるわ~今月厳しかってん。」で終わるわけです。こちら側の出費はちょっとしたお返しと、あと両家の食事会はしたのでその分と両親(特に母)にはそこで花束を渡したくらい。以上。

 ただタイトル通りこのエピソードは退(ひ)かれます。特に女子に(笑)。まったく同意見な友人が一人だけいましたが彼女は親が「してほしい」一択だったようですごくイヤイヤ式を挙げてました。列席しましたが気持ちがわかるのが私くらいだったので「今日一日乗り越えたら楽になるぞ!頑張れ」と変な励ましをしてました。最後は、「親孝行できたならまあいいか。」ってなってましたけど。

 パンデミックの間に冠婚葬祭が小規模になったけれど中には「最初からこれでいい」と思っていた人もいるかと思います。特にお葬式は私の周りでは親族も近所も<家族葬>が一気に増えました。それでも結婚式<したくない娘・息子><してほしい親>との間でイライラがある場合はちょっとお互いの理由を冷静に交換して、ちょっとずつ尊重できたらいいですね。

特にHSP自律神経失調症の人には普通の人が平気なことが重荷になることもあるので。