うちのおばあちゃん猫は16歳です。ハルさんです。
「腎臓の動きがもう半分くらいしかない」と言われています。
最近のハルさんの話。
最初から安いフードは避けてきたし、人間の食べるものもあげないようにしてきたので腎臓のことは自然な老化だと思っています。うちに来た時すでに”猫風邪”を持っており、それから幾度か鼻水やくしゃみを出したりしておりますが入院や手術のいるような大きな病気はしていません。
3年前くらいから水を飲む量がすごく増えて検査の結果腎機能低下がわかったのですが、幸い自分ですごく水を飲んでくれる子なので助かります。ちなみに引っ越してから水道水ではなく、お風呂の残り湯かほんのり温かいぬるま湯を好むようになりました。多分以前住んでいたところと水道水がちょっと違う気がするんですよね。塩素とか元々の水系の違いが水質に出ているのか、うまく言えないけど私もなんとなくわかるくらい。そしてハルさんは水を手でバシャバシャやって飲むのが好きです。ちょんちょん、っていう時もあればバシャバシャ!っていう時もあって音が大きい時は「泳いでんの?」って突っ込みます(笑)そのあと彼女が歩いたところはびしゃびしゃです。
今の家に来て初めて家の中に階段がある生活になりました。最初軽やかに駆け上がっていた階段も今はゆっくりです。上手に斜めにジグザグに上がる姿を見て賢いもんだな~と感心しているのですがそれも何年か前に「もうしんどいかな?」と心配していました。ところが2匹目が来たことでちょっと緊張感が出たんでしょうね。最初はストレスを心配していたけどいい方に転びまして、2匹になってから元気を取り戻しました。今は快眠・快便・快食です!たまに”ウンチングハイ”で走り出したりして。
以前は時々、耳を触ると熱を持っていることがあり、そういう時はおしっこの量が尋常じゃないので「あ、何か菌と闘っているのね」とわかります。かといってどこかに隠れてうずくまるほどではなく、しばらくすれば自然と回復…を繰り返していたのですが、最近はそれもなくなり、おしっこも通常よりは多いのだけどびっくりするほどではなくなったのです。なんでしょうね?2匹いるってそんなにいい事だったんですかね。仲良くないけどな~?(笑)
けたたましくすごい大声で鳴くところと、体重がめちゃくちゃ軽くなっちゃったところはおばあちゃん感を感じるし、もうおもちゃには全く反応してくれなくて寂しいけど、主張が激しくなってきたのはそれだけいろんなところが弱くなってきて不安なのだろうと思い怒ったりはせずなるべく「ここにおるよ~」と声をかけたり触れたりするようにしています。
この子は私が人間関係でメンタルやられている時に”心の友”で我が家に迎え入れた子なのですがおチビの頃から愛嬌がなく、いつも何か世の中を斜めに見ているような”あまのじゃく”なところがあってどこか自分に似ているんです。なので想像していた<アニマルテラピー>ではなく「なんか私を見ているよう…。」っていう気恥ずかしさと自分を客観視することを教えてくれる子。とくに天真爛漫な2匹目が来てよくその違いがわかりました。でも、私にはピッタリな子だったと思います。
あと何年いてくれるかわからないけど「癒してもらう」と言うより「一緒に生きて行こうな?」と思えるハルさん。いい老後を送ってもらいたいものです。