「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

※このサイトはアフェリエイト(Amazonアソシエイト含む)を利用しています        

スイスの個人旅行を思い出して浸る

 私がスイスに行ったのはもうかれこれ8年ほど前になってしまいますがずっと「あれ、私の旅行の手配してくださった会社はどこだっけ?」と気になっておりました。

なんかネットで探してもわからない。なのですが、つい先ほど見つけて「あ、これだった」と思ってお勧めできるので書いてみようかと思い立ったわけです

 

 

夫婦二人の完全個人旅行 一週間でスイスを満喫

 もちろん第一は「人生のうち一度は行ってみたい国」で二人の意見が一致したからですが、個人的に私、牛が好き、現地の電車に乗るのが好きなんです。調べているとヨーロッパの鉄道が日本同様正確に走ってくれているので個人旅行でも困らなさそうということがわかりました。

個人旅行にしたかった理由

長期休暇ではないので(1週間)効率よく本当に自分の行きたい場所に時間を割きたい

人がたくさんいると疲れる

自分の胃腸と相談しながらご飯を楽しみたい

これが我が家が個人旅行にした理由です。ちなみに英語は高校生レベル。

 スイス、と一言で言ってもアルプスの山だけ楽しむのはもったいない。古い町並みやドイツ語圏、イタリア語圏、フランス語圏を移動する楽しさなんかも味わいたいし、チーズだけじゃなくスイスワインなんかも日本にはあまり来ないんだから味わいたいではないですか。(実は私は1滴も飲めませんが)ということで街も楽しむバランスの良いプランにしたいと思うとすでに多くが固定されている団体旅行ではなかなか叶いません。

個人旅行のプラン、チケット手配を相談しながら計画できるツアー会社を見つける

 お世話になったのは<スイスツアーズ>さんです。希望滞在地や立ち寄りたい観光地を丸投げしてもよさそうですが私たちはコースを自分たちで絞りチケットとホテルの相談をさせていただきました。

 アルプスの山並みを楽しみたいならツェルマットかグリンデルワルド、サンモリッツなんてのが定番です。2か所行ってもいいですが自分たちは旅の半分は山以外のスイスを楽しみたかったので1か所に。グリンデルワルドの方がハイキングコース等何パターンも遊ぶ内容が選べそうで、自分にちょうどいい活動量や天気に合わせて別案が作れると判断しそちらにしました。

 後半はローザンヌへ。9月はちょうど秋のぶどうの時期になるのでワイン用のブドウ畑をねらってこちらに。市街地も楽しめそうだったので旅の後半にしてお土産にワインやチョコを買おうと思いました。

 これでうまい具合に北側のチューリッヒ空港に入り、首都ベルンを通ってグリンデルワルド。滞在中にユングフラウに登山鉄道で登り、ハイキングを楽しんだらローザンヌへ移動しワイン、ぶどう畑の斜面と湖の景色を楽しみ、帰りは南のジュネーブから帰るという横断コースがサクッとできました。

 ここでスイスツアーズさんのお力を借ります。鉄道のチケットにいろんなパターンがあり、どれを買えば無駄がないのか自分ではわかりませんので大助かり!たとえば便利な旅行者用の鉄道パスなどは単純に日数分買えばいいのかというとそうでもなかったりしますんでこちらが勘違いしていた点もクリアにしていただいた記憶があります。「最終日はもったいないので鉄道パスの日数には入れず普通に切符を買う」といったような工夫も教えていただけました。もうここで好感度がぐっと上がりましたね!ちょっとでもこちらが損をしないように考えてくださるなんて!

 ホテルもこちらの予算に応じて2,3提案してくださるので絞っていただいたうえで少し自分でもリサーチ。口コミの「スーツケース引っ張りながらこの坂道はきついです」などの情報を見つけて決めることができました。

 出来上がったコースは申し分なく、体力的にも時間的にも余裕があり融通の利く旅になりましたよ。大手とは違って宣伝などの費用がなく、店舗をたくさん持っているわけではないからでしょうか、個人で作ったプランだからといって金額が跳ね上がるなんてこともなく安心して利用できました。

スイスの山は天気次第

 ここからはせっかくなので実際の旅行記

 お目当ての山に登りたいとき、頭を悩ませるのは天気です。「本当に山に上りたいなら3,4日そこにとどまる」と提案されていますが我が家は個人旅行とはいえ日数の都合2日が限界。実際、グリンデルワルドの初日は街は晴れていて山頂は曇り時々雨でした。ところが、これはもうナイスタイミングとしか言いようがないのですがちょうどその日が一年に一度の<チーズ祭り><牧下り>の日だったのです!私が人生で一度は見てみたかったお祭り!実は小学生のころから絵本「ウルスリのすず」で憧れていたんです。

 夏の間に放牧していた牛たちを町におろしてくる際にまずはその年できたチーズを観光客と地元の人で楽しみ、平等になるように酪農家たちの間で分け合ってから(いいですよねこの習慣)その後、ミルクをたくさん出した牛に大きな花飾りと鈴をつけて町までパレードします。これを生で見ることができたんですよ!こちらは曇りでも決行。

 ホテルからは電車とバスで山奥の方へ移動しますが、そのおかげで湖に挟まれた町<インターラーケン>も散策できました。(湖の中=インター、レイクってことかな。わかりやすいドイツ語)時々降った雨も小雨で一瞬だったので問題なし。日付もチケットも全部手配された後の偶然の発見でこんなに興奮したことは初めてでしたね。このお祭り、9月ごろ日付違いでスイスのいろんな地方の田舎で開かれ、それぞれに花飾りのデザインや牛の種類が違ったりするようなので面白そうですが、最近<牧下り>をしなくなりつつあるというのを聞いたこともあります。それはさみしい。

チーズ分配の時にはこんな風に一般の人にもグラム売りしてくれます。味見もできるよ。

 

鈴の音と牛の走る音、牧夫たちの独特の掛け声で大迫力です!


 翌日は今度は下は薄曇りだけど「山頂は晴れてるよ」と教えていただきユングフラウヨッホへ。山頂はまさにど・晴天でしたのでラッキーだったと思います。観光電車は中国・韓国・インド系のお客でいっぱい。展望台は人人人人人…。でも良かったです。行かれる方はぜひ、帰りの電車をクライネシャイデックで下車して残りのコースをハイキングされてください。時期によっては放牧中のカワイイ牛たちが「いいの?こんなに近くて?」というくらい至近距離で見れますし、アイガーの絶壁に圧倒されながら日本では味わえないハイキングになります。こちらは観光客はほぼいなかったです。

帰りの電車の駅を把握しておけばいつでも電車で降りれます。


海外の食事は街にいる間は地元の人にならう

 ちなみに山岳地に入ると特に食事は観光客用のお値段なので覚悟しておいてください(笑)ベルン等、市街地にいる間に<コープ>や<ミグロ>といったスーパーのフードコートがあればそこを利用しない手はないです。比較的リーズナブルにその国で愛されている料理を楽しめます。観光地に入ってしまえばどうしても高くつきますし。

 ちなみに印象に残ってる地元の料理はユングフラウにのぼったあと、ハイキングのために降りたクライネシャイデック駅のレストランのロシティ(ジャガイモの細切りをフライパンに敷き詰めて焼いた上にミートソースを乗せチーズをたっぷりかけたお料理、家でもできるよ)とリンゴのケーキはおいしかった~。ホテル滞在中は今はテイクアウトできないようですが中華とピザ(こちらは今もOKかな?)のテイクアウトも利用しました。それも高い!お店がはやくしまっちゃうこともあるのでその辺チェックが必要です。チーズフォンデュもいただきましたが思った以上に白ワインを感じますぞ。苦手な方はご注意を。

手前がロシティ、奥がリンゴのケーキ。ドリンクはグラスに入ってるけどホット。

 

(最後にもう一度書きますが8年前の話なので最新を確かめてくださいね)

ベルンやローザンヌのスイスの街編は別で書きます。

 

harutoutato.hatenadiary.jp