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個人旅行で海外に行くのが怖かった私に勇気をくれたお三方

 

 海外旅行にたくさん行ったことがあるわけではありませんが過去数回の海外旅行、現地で観光用の小さなツアーを除くと、最初から誰かにずっと連れて回ってもらう旅は1度だけです。今でこそ翻訳アプリもあればネット予約も日本語でできてしまうので何の不安もなく若い人でも未経験でもサクッと自分だけ、お友達だけで行ってしまわれるのでしょうけど、一昔前は○○旅行、○○ツアーズさんなんかのまさに「旗のもと」、おそろいのバッヂやタグをつけて行くのが主流でした。私もぎりぎりそんな時代の端っこの世代で、世の中の個人旅行への過渡期が20代~30代だったと思います。家族に海外経験者なんて一人もおらず、なんなら飛行機すら乗ったことのない両親でしたから最初は不安でしたし、軽くピョーンと行ってしまう少し下の世代がかっこよく見えました。

 

 なんでも自分なりの根拠があれば勇気の出る性格。私に「大丈夫、海外に行ってもなんとかなるさ」と教えてくれたのは明らかにこのお三方、三番組といえるものがあります。もちろんテレビは映っていないところにたくさんスタッフがいて(ローカル番組は少人数だろうけど)サポート体制抜群?なのだろうけど。観光地をただきれいに紹介する旅番組とは一味違うものを世に流行らせてくれた番組でもあると思います。

今日のこの話は<何も恐れず、一人でも留学でも旅行でもできる方>ではなく、私のように<不安で、心配性だけどそんな旅行に憧れる誰か>にお勧めしたい。

これを見ればだれでも海外に行ける<気>になれる

観光名所なんか一切出てこない「水曜どうでしょう

 たまたま旦那さんが深夜にテレビをつけて見つけたのがかの有名なこちらの番組。後ろから「なんじゃこら?知ってる有名人が誰も出てない」と不思議に思いつつ見ていると海外を旅しているのに一向に観光名所は映らない、映ってもほんのちょっと。名物料理すら映さない。ただただ4人の男性が愚痴りながら、けんかしながら、爆笑しながら”移動”している。そう<爆笑移動番組>でしたね。見始めたのはアメリカを横断していた回でした。この番組は特に現地の人と会話することもほぼなかったのでこの番組が教えてくれたことは ハプニングが起きてもなんとかなる!

 大泉洋さん、ミスターありがとう。インキ―したり、虫に刺されたり、車の窓開けたまま一夜を車中で過ごしたりしてくれて…。おかげでハプニングがあっても死ななきゃ大丈夫って思えました。

女の子がブログ応援者の数で変わる予算の中で旅をする「ロケみつ

 関西のローカル番組こちらも深夜の枠でした。稲垣早希ちゃんという若い女の子の芸人さんがその日の予算が変動する中、宿を確保したりアクテビティをクリアしていく「ブログ旅」。見始めたのが割と遅くて<ロケみつザ・ワールドブログ旅~ヨーロッパ編>だったと思います。こちらは観光地を回りはしますが英会話がぜんぜん達者ではない早希ちゃんが一生懸命交渉したり、地元の方と会話している姿と、いわゆる旅番組では伝えないリアルな街と人を映してくれていたのでとても新鮮でした。中学英語でも生きていけそうと思わせてくれた番組。ちなみに、番組後半は週ごとにいろんな国内でのロケ企画があったんですが、ここで逆に達者な英語で日本に来た海外の方にその場で交渉してついていくという企画をやっていたのがゆりあんレトリィバァさん。当時は今のやすこちゃんみたいだった。あっという間に有名になっちゃって、感慨深い。

 稲垣早希ちゃんありがとう。風が強くて何日もパラグライダーできずに足止めされたり、ホテル代を値切ったり頑張ってくれて。おかげで観光地のリアルを知れたし、つたない英語でも笑顔で生きていけると知りました。

精神論を語らせたら出川師匠。「世界の果てまでイッテQ」

 もうこれはまさに精神論を教えていただいた番組、いや人物です。数あるシリーズ企画の中でも出川哲郎さんの「はじめてのおつかい」が大好物でして。街に出川さんだけが放り出されてヒントを頼りに近くにいる現地の方とコミュニケーションとりながら目的地にたどり着くという企画。出川さんが言いたい表現がわからなくても自分の知ってる言葉の組み合わせでコミュニケーションをとっていくのですがその中でおっしゃった(もう師匠扱い)「だってみんな同じ人間だから」は「ですよね!」としか言えません。どうしても海外の人を前にするとあまりにも見た目も違うのでつい委縮したり、用事以外の言葉を交わせなかったりするけれど出川さんは用事以外のちょっとした一言を忘れない。「同じ人間だから」ってこちらの不安を取るだけじゃなく相手に優しくなる余裕さえくれます。

 出川さんありがとう。観光名所を言い間違えてなかなかたどり着けなかったり、言い換えたら奇跡的に通じたり、名言「そんなあなたにクエスチョン」が大好きです。私も道を聞いたりこちらのお願いを伝えるだけじゃなくちょっと一言プラスの会話にチャレンジしてみようという気になれたし、その分いい思い出が増えたと思っています。

誰かに勇気を与える番組はなんぼあってもいいですから。