8年前のスイス夫婦2人で行った個人旅行の思い出をつづっております。今回はローザンヌ地方ラヴォー地区のブドウ畑とワイナリー。
これまでの記事はこちら。
9月のスイスをおすすめしたい
お花畑の山岳地帯を目指して6~8月にスイスへ向かわれる方は多いと思いますが、私たちが行った9月もかなりお勧めできます。
前の記事に書いた通りタイミングが合えばチーズ祭りに出くわしますし、今回書くぶどうの季節はまさに9月だからです!
スイスワインはあまり日本では出回っておりません。それは量の問題でほとんどはスイス国内で消費されるからだとか。でもフランスとの境目にもなるレマン湖ではその地形を生かしたぶどうづくり、ワインづくりが行われていてとっても雰囲気のある景色を楽しめます。
スイスワインを知ったのは「ロケみつ」でした(笑)
なんとも変な入口ですが関西の方なら知っているかと思われる「ロケみつ」。月亭はちみつさんが着ぐるみを着ながらMCをしていろんな芸人さんのロケを見ながらコメントするこの深夜番組。サキちゃんという女の子の芸人さんがエヴァンゲリオンのアスカのコスプレをしていろんな国を回るシリーズが楽しみでしばらく見ておりました。そこで登場したのがスイスの<貴腐ワイン>ものすごく甘いワインなのですが、旅行でそれはいただけなかったのでここで深くは話しませんが、とにかくスイスへのハードルを下げてくれて、スイスワインの存在を教えてくれたのは紛れもなくこの番組です。ああ、ちょっと他で語りたくなってきたな。「ロケみつ」のことは…。
ということでスイスワインってどこで飲めるのかな~くらいの軽い気持ちで調べていたら自分たちが行くシーズンがど真ん中だったのでローザンヌを選んだわけです。
ぶどうの名産地ラヴォー地区を歩く
ローザンヌ地方にはぶどう畑が広がるラヴォー地区というのがありまして、湖に沿って走る列車のローザンヌ~モントルーまでの間の駅(10個くらい?)はどこで降りてもハイキングしながらその景色を楽しめます。ここでお得なのがローザンヌのホテルでもらえた<交通カード>でエペスという駅まで範囲に入ってるので無料で行けてしまいますからこれを使わない手はありません!
「その日一日ぶどう畑に使っていろんなところでワインを飲み比べたいのだ!」という方はもっとモントルー寄りまで行かれるといいと思います。ワインの風味も少しずつ違うそうですから味の違いがわかるお酒に強い人なら楽しいのではないでしょうか。ちなみに途中のヴヴェイ駅で山手へ行ってくれる列車に乗り換え、山腹のシェーブル駅に降り立ち、ローザンヌの方へ歩いて戻るコースで所要時間6時間くらいだそうです。私たちは半日コースだったのでその半分くらいのエペス駅がちょうどよかった!
景色はこんなです。
ワインの試飲ができるカヴォ―を体験
途中、小さな村に出ることがあります。蔵や加工所がありワインセラー<カヴォー>ではグラスでワインを楽しめます。8年前で1杯500円~600円。私たちも1か所寄ってみました。同じ白ワインでもリエという地域のフルーティで甘めのものと、カラマンという地域のストロングドライのもの。シャスター種という黄緑のブドウは土の影響が果実にすごく幅を持たせるんですって。
こんな感じでちょっと市街地を離れるだけでまた違ったスイスを楽しめました。ローザンヌと同じく、このあたりも湖に降りていく土地の形なので健脚な方にお勧めですが半日コースはお手軽でした。帰りに小さなお店でドイツの<モーベンピック>アイスを買って食べたのが程よく歩いた後だったので最高でした。
お土産用のワインはスーパーで買うのがお手頃です。もちろんスーパーに普通にスイスワイン売ってますんで。これお土産にしたい方は(他の国でも)スーツケースに入れるためにぜひ前もってプチプチを持参してくださいね。手持ち荷物は空港で買うものに限られるのでしっかり梱包してスーツケースに入れちゃいましょう。
まとめ
山も市街地もワインもちょっとずつ、でもゆったりと楽しむのに9月という季節と個人手配だったことはものすごく良かったです。ワインテイスティングを主な目的にしたツアーもありますがちょこっとアレンジして立ち寄るのにローザンヌ・ラヴォー地区はおすすめです。