自律神経失調症は大抵<ストレス>が原因と言われます。
もちろんこの<ストレス>には気温・気圧・空気の悪さなど人間とは無関係のものも入っているのですが、多くは<人間関係>であることは間違いないです。かといって、巷にあふれている(ストレスチェックによくある)「あなたはみんなから嫌われたくない人ですね?」みたいな表現はいつも違和感があるのです。
対人関係のストレスは一括りにできない
「嫌われること」への怖さはない
ー嫌われたくない
という言葉にはいろんな度合いがありますよね。
誰からも”良い人”と見られたい
特定の人に嫌われてはまずいことになる
孤独になりたくないので友達でいてほしい など
ちょっとずつニュアンスは違うと思っていて、でもどれも確かに<ストレス>を生む可能性のあるモノ。
先日、私と似たような繊細な友人がはっきりと「私、みんなに嫌われたくないねん」と言ってましてすごくはっきり自分のその感情を言えるって謙虚な子だなと思いました。かつてもう一人、別の友人で「私、負けず嫌いやねん」と言ってる子もいてその時もそれを自覚してることと、発言することにちょっとびっくりしました。だって、アスリートが同じこと言っても「アスリートだもんね。そうでなきゃやってられないよね。」って思うけど、主婦で負けず嫌いって何に?って思いますやん?自分のそんなネガティブな感情をそこまで自覚してて友達に言えるってある意味尊敬。同時に私はこの二人のどちらにも当てはまらないとも思ったのです。
で、じゃあ私は他の人に自分のストレスの要因訊かれたらなんて言うやろ?と思うんですけど見当たらないんです。さっき挙げた3つのパターンで言うと
誰からも”良い人”と見られたい→そんなん現実ありえん話やん?
特定の人に嫌われてはまずいことになる→そんな人は私の環境にはいない
孤独になりたくないので友達でいてほしい→ぜんぜん一人で楽しめる
と思っている。なので「嫌われたくない」が当てはまらないわけです。なんなら嫌いになってほおっておいてくれたらどんなに楽かとも思います。攻撃タイプは困りますけど。 でも、確かに複数人数でいると気を遣っている…
自分と相手の「面倒」を少しでも避けたい
あえて言うなら↑こういうことだと思う。
例えば、私が今の町に引っ越してまだ数週間しかたっていなくて道も覚えていない頃、車の運転も好きではなくて緊張するのにそんなことお構いなしに自分の連れて行ってほしい所をタクシーに乗ったかのように指示する方を乗せたことがありました。「道を案内してくれますか?」とお願いしたら「前に、『後ろからあまり余計なことを言ってはダメ』と注意されたから言いません。好きな道で走って。」と言われるんです。
え?ちゃうやん。私この町のことまだなんも知らんねんって!
その注意された時と今と絶対シュチュエーションちゃうやろ!
って思うんですけど、同時に「ああ、この人はその時良かれと思って道案内したのに注意されて反省してるだけで、私が困ってることには目が向いてないだけなのね」とあきらめることにしました。たまたま唯一知っていた場所の近所だったのでナビに入力してたどり着いたのですが、まあご想像通り家に帰ったらどっと疲れてますよ。お相手が自分より20歳くらい年上だったのもあり、言っても伝わらなかったら面倒なことになるだけだからやり過ごそうとしたことと、実際の運転が緊張したのとダブルパンチでした。
こういうことがあると、自分が逆の立場になるとまず考えるわけです。運転の場面だと、
この人は何も言わなくても目的場所にたどり着ける人か?
道案内をしてほしい人か?
運転に慣れている人かそうでないか?
慣れ過ぎていて話が弾むと危なっかしくなる人か?ーそういう人もいますんで(笑)
対策その1~コミュ力高めることが結局最大の防御になる
これって「嫌われたくない」じゃないんですよ。「面倒を避けたい」「事故を起こしてほしくない」「目的場所にスムーズについてほしい」だけなのですから。
でも黙って一人で考えてもしゃあないし、本人に聞かないと真実はわからないので最近はわからない時は乗った瞬間うまいことサクッと聞くようにします。「どうするのが楽ですか?」って。そしたらだいたい答えてくれるしノーストレス。
友人とこういう話をすると「大抵の人はそこまで考えてない」「みんな適当にするよ」と言われます。そうでしょうなぁ。知ってますとも。でもわかっているのにしないのは自分的には不親切に思うのでやめられないんですね。それに私が自分のいいように好きにしてしまったら「じゃあ、私には道がわからないし、運転嫌いなのでここで降りてください!乗せません!」ってその人そこに置き去りにするって、そっちの方がでけへんやん?人として。
と、まあそんな感じで日々いろんな状況でこの手のことを考えながら生きているので疲れているわけです。ただお茶を飲んでしゃべっている時でも、どこかに一緒に出掛けていても、電話でしゃべってても。客観的にこれ書いてて自分でも「そりゃ疲れるわ」って思うんだけど。しゃあないです。
どんな時も気になっていることは「わたしがわかってないことがあるから一つ聞いて言い?」って早めに聞くし、みんなより時間を早めに切り上げたいときはその予定を先に言っとく。先手を打てるコミュ力は持ち合わせていて損はないです。
対策その2~一人の時間の必要量は人それぞれ
多分、自分は誰とも会わない日が何日続いても平気な気がします。もちろん、今は旦那さんと猫がいますんで誰ともしゃべらない日はどうやったってないのですが。どうしても友人や親族何人かで同じ時間を過ごさないといけない場面が続いたら一日中誰とも会わない日を週に2,3日作らないとあとあとえらいことになります。旦那さんもいない時間も必要です。
若いころはなんとか他の人のように数人集まってキャイキャイするのが平気な人になろう、「買い物行こう?」と誘われたら喜んで出かけられる人になろうと憧れたりもしましたが無理とわかったのでこれは睡眠時間と一緒だな、と考えられるようになりました。私は<一人の時間>をこれだけ作って充電しないと次の場面を乗り越えられないのです。燃費悪い。
ということで、今日も家にこもってブログを書いている次第です。