ウチの2歳のオス猫「ウタ」は保護した時から”おもらし”を何度かしておりました。最初はソファ。キャンバス地の厚手のカバーをかけていたので下地への被害は最小限ではあったのですが、それでもしっかり汚されてしまいました。最初はおチビのうちだけだろうと思ってたけれど、しばらくたって布団にされることになります。先住猫がまだ一回も失敗してないので何も準備していなかったんですよね。
マジか…。
ペットを飼うなら覚悟しないといけない粗相
猫のおもらしの原因
猫のおもらしの原因はだいたいストレス・病気・マーキング のどれかです。
赤ちゃんの時のソファでのおもらしはどちらかというとストレスと病気とだったように感じます。血尿ぽかったんですよね。うちに来てすぐで小さな体でいろいろ新しい環境を受け止めていたのでしょう。本人の様子は特にピリピリすることもなく楽しげだったんですが、片目だからか音に反応するのが先住猫より過敏。知らないところでびくびくしてたのかもしれませんし、保護前に体に菌が入っていたのかもしれません。病院も行ったけど他が元気なので様子見しているとちゃんと止まったので一安心。でもまあしばらくはペットシーツを敷いたりカバーの下にもう一枚布を挟んだり、人間にとってはそれはそれは居心地の悪いソファでした。
いつか終わると思ってはいたものの「これ、この子の個性か慢性病だったらずっと続くん?」と考えたこともあり、やばい、それはノイローゼになるかも…。とも思いました。本当にそういう犬猫ちゃん飼ってお世話されてる方、尊敬する。そんな感じで一旦止んでいたのでほっとしていたら、今年梅雨ごろ初めて私の布団にしてしまうのです。
羽毛布団は猫のトイレにされがち
あのふわふわの踏み心地がいいみたいですね。調べてると「もう羽毛布団をあきらめました」っていう方がいたんですけど私はやだ。築年数の古い木造家屋、冬は寒いんだよ!もう普通の布団には戻れん!どうしよう。今回の粗相の原因は赤ちゃんの時とは違う気がしたのでとにかく問題解決を図ろう。
観察すると今回は
1,寝ぼけている
2,あえてここでやっている っぽい。 おいっ!
怒ってもしゃあないんで、なんならさらにストレス与えるんで、まずは粛々と布団を洗います。朝ポンコツな私にはきつい作業。残念なことにその日は曇りの予報だったんで、仕方なくまずは家で洗い→脱水までをした状態でコインランドリーの乾燥へ。季節的にまだ冬用の厚いタイプではなく、ちょっと肌寒い時用の薄いタイプでしたのでマシだけど、これはなんとかしなくてはとフリマアプリでベビーのお昼寝用の防水シーツを購入。ちょうど猫が乗っかるあたりに敷いておりました。ですが、私だって寝返りうつし、猫だってその上にちゃんと乗ってくれないですよね。甘かった。冬用の羽毛布団を出してしばらくしたら2回目をされました。
もうね。作業は無感情でやるしかないです。幸い朝から一日快晴とのこと、温度も高めなので今日は乾くわ。狭いベランダに優先順位を考えて干しながらなんとか夜には元通りに。匂いは猫からすれば消えてないだろうけど一応可能なものは漂白剤で漬け込んだので慢性鼻炎の私には気にならない。(それでええんか?)そして、もう小さな防水シーツでは足りないとわかったのでちゃんとシングルサイズのものを購入しましたよ。想定外の出費。防水シーツは初めてなので<敷布団用・ベッド用>のお安めのものから試してみようかと、安全ピンでずれないように数か所止めて表側だけ保護するようにしました。こだわったのが表がタオル地でちょっとでも水分を吸ってくれるところ。撥水しすぎると動かしたときに水滴がこぼれますからね。あと、自分側は私はひんやりした肌触りが大の苦手なのでそのままにしときたかったので外側だけのカバーに。
でも、これってもしかしたら布団の熱を逃がしにくくなっていいんじゃない?って期待してます。羽毛布団って上に毛布をかけて温度を逃げないようにするのが正解なんだもんね?ツルツルにコーティングされたシーツが空気を閉じ込める気がする。
ということでこれでしばらくやってみようかと。ウタくんはお気に召したようで初めてのシーツの感触を確かめたうえでちゃんとシーツの上に乗って寝てくれたので良かった。起きた後も油断は禁物なので小さめのシーツも活用してベッドを覆っております。
(※あとで探したらちゃんと片面は肌触りが良いかけ布団用がありましたわ)
猫のストレスの原因をことごとくなくす
さて、この子はどうしてほしいんでしょう?これも分析せねばなりません。おしっこの量とやり方からしてマーキングではないんだけど…。
2匹は寝る前、旦那さんと私の布団に分かれて乗るのですが、朝一度起きたあと戻ってくるときは旦那さんが朝早く家を出るので、(私は朝が超絶ダメなものでまだ布団の中にいるため)まだ眠いウタはあたたかい私の布団に乗ってくるんです。で、私が起きる前後にしてしまう。一度目はびっくりして思わずまだおしっこの途中のウタを動かしてしまったがためにいくつかの寝具を無駄に汚してしまいました。失敗だったけど、かといってあのままじっとほっとけんでしょ。その時抱えられてるウタが至福の顔しててちょっと笑えた。いや、こっちはどん底やって!
2回目はタイミングはおなじだけど、私のいない瞬間を狙われていました。どうゆうこと?朝、ハルが私を起こすので階下に降りて要求をかなえてあげて戻ってきたらアウト。本人はもう姿を消していてしばらく気づかず、ウタが鼻をひくひくさせてなんか恐縮顔しとんな~?と思ってよく見たら、って感じでした。あ、なんか私の取り合いが原因な気がする。旦那さんがインフルエンザ中、寝室を分けたら2匹ともこちらに来ちゃったんですが仲良くはないのでハルがいなくなった布団に「これはぼくの飼い主さんだ!」とでも言いたげにした感じです。本当は最初からウタもこっちで寝たかったのかな。ごめんごめん。意味合い的にはマーキング半分、ストレス半分、まさかただ寝ぼけてる? 思いつくところでストレス対策をせなあきません。ウタにいつもよりちょっと大げさに愛情表現をする。ものすごく必死でトイレの砂をかける子なので邪魔だったかもしれないカバー付きトイレのカバーを外す。
いいかな?これでいいのかな?頼むから極寒の真冬に朝から布団洗わせるのだけは勘弁してねと願う日々。
それ以来、やたら甘えてコツコツ頭突きをしてくるウタがかわいい。