「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

※このサイトはアフェリエイト(Amazonアソシエイト含む)を利用しています        

心落ち着く画集を持つ

 最近、美術館に行ってません。

美術館は嫌いではないのですがよく選ばないと感受性の強い私はダメージを食らうこともあります。

 

苦手な美術展と心安らぐ美術展

 

 いつ行ったのか覚えていないのですが<ルーブル美術展>に行ったことがあります。神戸だったはず。行くまでは本格的に有名な美術展は初めてだったので楽しみにしていたのですが行ってちょっと後悔しました。

クラシックな絵画が苦手

 玄関入るとまずはキャッチーなインパクトのある絵を置くことがありますよね。

始めていったルーブルの作品展もそんな構成だったはず。いきなり3メートルくらいの高さのある大きな作品に出迎えられまして、もうそこから私には合わなかった…。

絵が大きすぎる!

 もちろん、サイズはいろいろで小さいのもあるんですが、あの時代の絵画ってリアルで人物を大きく描くものが多いじゃないですか。苦手でした。その頃はまだHSPなんて言葉も考え方もなく自分と他の人の感受性に差があるなんてちっとも気づいていなかったのですが、何か得体のしれない不安に襲われまして。別に「人物の目がこっち向いてる」とかそういう怖さではなく感情にいろんなものが急になだれ込んできて感覚的に嫌だったんですね。館内の小さな作品のゾーンに入った時は心からホッとしたのを覚えています。もうひとつ

ドラマが重すぎる!

 まあ、これも見ずに通り過ぎればいいんですが、裏にあるストーリーにも興味を示してしまうと知らない方が良かったドラマとか書いてあるじゃないですか。作者自身の人生のこともあるし、当時の時代背景の中での差別とか事件とか。もうね、芸術を楽しむとか筆遣い、色味がどうとか言ってられなくなってきてしまって。「あぁ、私にこの手のは向いてないな」と思いました。自分が人と違う感性なのかなんてわからないその時はひたすら「なんでみんな平気なんだ?」って不思議だったものです。

 でも素晴らしい名画がはるばる海を渡ってくるわけで、こういう時は自分の感受性を恨みます。

 

人物より風景、リアルより抽象

 どうも私、人物が<絵>でも苦手なんだと思うんです。モネとかは大丈夫なので。(あ、でもモネも大きすぎるとちょっと…)でも美術展ってそんなのばかりじゃないんですね。逆に自分が行きたいと思うものを熟慮して行こうと思うと楽しめます。それで行ってみると<観ると安らぐ絵やデザイン>に出会えたりするもの。

 これまで良かったのは椅子のデザインで有名な「イームズ展」。もはや美術展ではないかもしれないけど。あと「北欧のデザイン展」などどうもプロダクト、テキスタイルなんかがホッとするみたいです。確かにあまり感情を持っていかれないよね。使う人への温かい思いしかないというのも安心なのかもしれない。そこからはもう油絵がっつりな古典の美術展にはいかなくなりました。手の中で納まる学校の美術の本くらいのサイズなら全然楽しめますけどね。

 

 絵画に限って言うと、井上直久さんが好きです。ジブリの「天空の城ラピュタ」「耳をすませば」の背景美術で有名ですが、私はシンプルにどこかでイラストを見てファンになり、あとから映画のことを知り納得した感じでした。あの方の絵の中にも人物は出てくるので、できれば景色だけのがいいんですけど、人物をとてもいい感じにボヤっと描かれるので大丈夫です。絵画に「大丈夫」ってなんやねん(笑)作者に失礼ですね。すみません!

 井上直久さんはそもそも現実世界ではない、でもどこかに本当にあったら素敵、と思える異世界を描かれるのでこちらが好きなようにドラマを作ればいいわけで。そういう余白に心が助けられたりするのかな。作品集を買うほど好きになりました。建築デザインとか新海誠監督作品とか好きな人もお好きじゃないかしら?点描の面白さにも感心。

 個人的には井上直久さんの絵を見ながらエンヤの曲をBGMに流すのがベストマッチです。エンヤの有名どころをぎゅっとまとめたベスト盤。秋にしっとり聞きたい…。

 

また行きたい!イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

 兵庫県西宮で行われるこちらの美術展は最初に行ったのが激込みな土曜日だったのと、絵に興味のないメンバーが入ってるグループで行ったのでもう最悪のシュチュエーションだったんですが、一番テンションが上がりました。ちょっと今遠くなっちゃったので行けてないのですが平日、一人静かにまた行きたーい!現実を忘れさせてくれる優しい、カラフルな世界に浸りたい…。これは本当に作品数が多かったので一回じゃ足りないんですよね。全部ゆっくり見たいし。

はぁ~もはやどんな用事でもいいから神戸行きたくなってきた。いきた―――――い!

 

来年、かならず行こう。

 

最初の3か月間無料で音楽聞き放題!

最初の3か月間無料で音楽聞き放題!