更年期症状はなってみないとわからない
自分が若いころは＜更年期＞と言えば みんながさむがっている部屋で一人「暑い暑い」と扇子を振っているとか、謎にイライラするとか、そんなことくらいしか知識がなかったのですが、いざ自身がなってみると全然違ってて正直「これもなん？」と戸惑うばかり。
いろんなところに突如現れた＜痒み＞
予期していなかったので正直最初はすぐにはわからなかったです。一番辛い、というか鬱陶しいのが背中。全体ではなくて狭い範囲で手が届くのだけれどギリギリなので寝てる時に痒くなると腕がつりそうになる。体は柔らかい方なのでなんとか掻けるけどかいてもかいてもずっと痒い。見た目は他人が見ても別に赤くも何ともなっていないそうでどうしようもない。
あとは顔。
これも特に何もなく全体が痒い時もあれば、明らかに一部赤く皮膚炎になることもある。もともといろいろ顔には出すこともあるタイプだけど、決してアトピー性皮膚炎とかアレルギー性をしょっちゅう出すわけでもないし、めちゃくちゃ敏感肌、乾燥肌でもなかったのに＜50歳過ぎて突然＞感がすごいです。
そしてデリケートゾーン。
はぁ。 正直痒みってこんなにテンション下げるんですね。これまで、ひどいアトピーの友達のこととか気の毒に思っていたけれど本当のしんどさを分かっていなかったなと思いました。今でも十分わかっているわけではないけれど、疲れますね。原因はストレス、疲労、肌の保護機能低下による刺激の増加のようです。
薬でなんとかしないといけない時と日頃の保護
皮膚炎の塗り薬はいろいろありすぎて本当に困ります。痒みの境目がくっきりしないときは塗り薬は使いません。波のようにザーッとやってきてスーッと引いていくので。更年期になってからの痒みはこれが多いです。
顔に明らかな炎症ができて薬局に行くと、わりと緩めのものを提案されたりするけれど、本当に優しいものは私はあまり効かなかったです。顔なのでステロイド系は塗ったらダメとか言いますが、あまりにも広がりそうでしつこい時は「リンデロンVG」くらいまでのマイルド（ステロイドの中の段階で弱めのもの）を数回、数日塗って鎮めることもあります。
しかし、ここ数年、本当に痒みで集中力が落ちそうなことがあるので初めて飲み薬を買ったんですよ。でもよく見たら鼻炎の薬と成分同じなんですね。抗ヒスタミン剤であれば良いということらしい。なあんだ。常備薬に加えといたら私の場合鼻炎と皮膚炎どっちにも使えるんやん。効率の良い薬は好きだわ。 あとは普段の皮膚の保護を本気でやるしかない。
最近は普段はハト麦化粧水の上にニベア、トラブルがあるときはワセリンで対処しています。背中はお風呂上りにボディクリームを塗るようにしていますがせっかくなら好きな香りがいいです。何と言っても気分がスーッとするのが一番大事ですから。私はしばらくこちらのクリームにお世話になっております。香りが優しくって好き。
食べ物でコントロール
これは実際やってみたいけど家族がいると一緒に料理を作っちゃうので難しいですよね。動物性のものを減らしたいなと思いつつあまりできていない。カフェオレもチーズも好きだし…。一応気にして避けているのは
養殖の鮭（我が家は秋鮭が旬の時に国産表記のものしか買わないようになりました）
輸入のお肉
お菓子・パンのショートニング
カット野菜
です。それぞれ抗生物質・殺菌剤・化学物質と関係が深いそうなので避けてるのですが、あんまりこだわりすぎると疲れるし、お財布にも厳しくなるし、究極何も食べれなうなるかもしれない。ので「なんとしてでも避ける！」というわけでもありません。卵も心配だけど調べたら怖くなって二度と使えなくなるかもしれないと思い調べていない(笑)中途半端な健康志向。
昔の八百屋・豆腐屋・魚屋みたいなお店が結局は良かったのかなぁ？小学生低学年のころボウルとお金だけ持って卵を買いに行ってた記憶が数回あります。駄菓子とかと一緒になぜか卵をばら売りしていたお店があって。なつかしい。あの卵、実はいい卵やったんかな？
更年期の不快な症状も周期があるのか？
昨日、少し年上の友人が「更年期の症状もそれまでと同じように周期があるよね」と言っていました。そんな風に観察してなかったから、へぇ～覚えとこって感じ。まあ、わかったところで防ぎようはないけど、生活の色んな用事をそこに集中させないようにはできます。ストレスと疲れをためないためにも観察してみる価値はあるかと。
ちなみに「あ、これは更年期の症状だ！」と思っていた＜急に体の中が熱くなってすーっと下がる感覚＞も1日の中で何回もあってぐったりしてたんだけど、今は何ともないんですよね。今年は秋の暑さの残り方がおかしかったじゃないですか？もう、どれが季節病でどれが自律神経失調症でどれが更年期かわかりません。
専門家がこれ見たら
「いや、結局全部一緒だよ。」
って言うのでしょうか。
もう＜元気＞という状況を忘れそうになる。
