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自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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動物病院を何で選ぶか?猫に聞けたらいいのに

自分とペットにピッタリ合う病院は必ずあると思う

 老猫が元気にしているーそれだけ聞けばいい事なんだけど老猫には甲状腺機能亢進症という可能性があるそうです。調べたら症状がいろいろ当てはまるのでたぶんそうなんだろうな、と思うのですが治療するのかどうか悩むところ。我が家の高齢猫ちゃんの様子と良い動物病院を見つけるまでの紆余曲折。

 うちの15歳のハルさんの最近の変化は以下の通り

多飲多尿・食欲旺盛(快便)・夜鳴き(声がでかい、そしてなぜか8回鳴く)もうこの3つだけで甲状腺亢進症と推測されるのですが、ここ1週間のうちに良く遊ぶ というのが加わりました。ハルの紹介はこちらで。

harutoutato.hatenadiary.jp

 2匹目が来る前はもう“ご隠居”って感じでゆるりと生活していたところ、ちょっと刺激が増えたので活動的にはなっていましたが、それでも昔好きだった遊びはしばらくしていなかったんです。なのに急に昔のようにヒモをゆらゆらさせると食いついてダッシュするようになりました。なんだかシンプルにうれしいんですがこれもまた病気の症状だと言われると切ないな。古い家なもので階段も急なんですがスタスタ足腰軽やかに上り下りしているので運動不足もないし、と安心しているけど本当はしてはいけないのかもしれない。病院で血液検査をして数値をみれば良いらしいけどちょっと厄介な問題が。

 

病院に行って<治療沼>にはまりたくはない

 「甲状腺機能亢進症はよく腎臓不全と併発する」これもうちの子に当てはまってしまって今病院に行くのを躊躇してしまします。なぜならこの二つ、片方を治療すれば片方の数値に良くない影響があるかもしれないんですって。しかも検査数値も腎臓の分が甲状腺の数値をわかりづらくさせてしまうそうな。そうなると様子をみながら投薬と数値検査を延々していく生活になるそうで。これってハルさんを定期的に病院に連れて行くってことでそれがストレスだと思うんですよね。

 「ペットを飼ったらどんなことがあっても責任もって早めに病院に連れていくべき」というのは良くわかるのですがここはいつでも悩みどころ。しかも、治療費がすごいことになりますから。家が経済的にゆとりがないのに猫の腎臓病のために末期に何十万と使っていた家族も近くで見たことがあって。最後は本当に毎週行ってたと思う。猫、幸せやったんやろうか?うちも「20歳まで頑張ろうぜ」と言い続けてるけど、もういつでも覚悟はしているのでいまはただただなるべくストレスなく終わってほしい。

動物病院選びー失敗の連続

 我が家は引っ越し前も含め主に2か所の動物病院にお世話になってきました。そこに至るまで住んでいる町の病院がことごとく合わなかった時の経験談です。

 まず、おチビのころに見てもらった先生は説明のない先生でした。ひとりで「ふむふむ」と納得してお薬出して終わり。なのであとでメールで質問したらめっちゃ饒舌に説明書いてあった。なんで口で言わへんかったんやろ?それかこのメール<中の人>先生じゃない別の人なのか?と思うほど。簡単な診断だったのにもう少しきっちり教えてほしかったです。

 次に行ったところは猫の扱いが悪いせいで暴れているのに飼い主を怒って、挑戦的に「こんな暴れ猫、薬は無理です。ここであなたが飲ませてみなさい!」とか言う先生。ハルは先生に触られてる間むっちゃ暴れたのに私が薬を飲ませるとスッと飲んでくれて。それでも先生は「まだ歯の裏に薬をかくしてるんじゃないか?」って疑っててなんかまるでコントみたいでした。帰ってから口コミに「たぶんこの先生は猫が嫌いで犬好き」と書いてあるのを見つけてちょっと納得。

 もう1か所。こちらは緊急で1度だけ仕方なく利用した友人の知り合いだという若い先生。このあと出てくるかかりつけの良い病院が少し遠かったので「もう一回注射した方がいいんだけど」と言われた時、2回目を近くの病院で打ってもらっても良いか相談し許可が出たので行ったところなのですが、事情を説明すると理解していただいたのですが「こんなのは注射をバンバンって2回くらい打ったら治りますよ」と言われたその言い方がとても自分的には嫌でした。「バンバンっ!」ていうそのニュアンスがどうも…。先生もペットを飼っておられるので動物好きだと思いたいのですが「近くだから今度からここにしよう」とは思えなかったです。

 そういう経緯を経て結局ハルを譲り受けたボランティアさんが「病院のことで困ったら紹介するからいつでも言って」と言ってくださってたので頼って教えていただきました。

良い動物病院は本人(犬・猫)が教えてくれる 

 そこは隣の市で人気のためいつも込み合っているし、狭い治療室と駐車スペースでたくさんの患者家族が外にあふれていた病院でした。若い先生をたくさん育てていて先生の数が多いので患者が多くても順番はすぐ回ってきて、一番のいいところは

「生き物の自然の力を最大限に信じる」というスタンス。

 一度、肛門腺(お尻に肛門とは別にある2つの穴)に膿がたまってパンパンに腫れてしまったことがあったのですが、そのとき院長先生に初めて当たりました。お薬を少し出しただけで「あとは猫は自分できれいに舐めて元通りになります。余計なことはしなくてよろしい!」と数千円で治療は済みました。本当にその通りで、前もって「切開して、膿を出して縫合して2万円かかった」というのを読んで腹をくくってた分もういろいろとありがたかったです!不思議とハルもそこの先生方はどの人に当たっても決して暴れなかった。

 引っ越してからは地元の猫飼いさんたちに聞いて教えてもらったところに行ってみたんですがそこも前回のところと本当によく似ていて、若い先生がたくさんいて診察室もいくつもあるところ。前より建物もシステムも近代的で良いのですが一番はここもやはり「余計な負担を動物にさせない」という考えのようで、ひいてはそれが飼い主の負担軽減にもなるわけです。実際、何個もむこうの別の市からも診察に来ておられファンが多い病院です。

愛情とスキンシップで少しでも幸福感を

 ということで本人がいたってご機嫌でどこも痛がっていないうちは普段通りに過ごそうと思っています。後悔のないよう、家族で意見を合わせておいてどういう状態になったらどうするのか。不必要に猫も人間もストレスを抱えなくていいようにしたいものです。今の病院には信頼を置いているので最終的にお世話になるときは「この子のためにこれくらいのことならできるし、してあげたいです!」という率直な話を聞いてくれそう。そういう関係になれるところがいいですよね。

 もし今、動物病院迷子の方がおられたらもしかしたらお近くの動物保護のボランティアさんが良い先生を知っておられるかもしれません。

リードをつけてお散歩できるハル。未来を見つめております。

さて今日も、うちの姫君のご機嫌とって、たくさんおしゃべりして撫でまわしたいと思います。