「更年期」「うつ」と並び、なかなか当事者の望むようには使われない3大ワードだと思っている「HSP」。口に出して使うのは極力避けていますが、一つの性質を表すのに言葉としては良くできているので文章では使いますね。
今日はとにかくこの性質「HSP」の良いと思ったことを書いてみる
私なりに。なので自律神経失調症など、体調不良を表す言葉とは切り離してみます。
タイトルにも入れましたがゲーム内で体力・生命力・”打撃に耐えられる力”のことを「HP(ヒットポイント)」といいます。いっそ「HSP」をそんな風に<持ってたら得するもの>のイメージに変えたいです。打たれ弱いので「HP」とは真逆やけど(笑)
Hype(興奮した) Special Abilities(特殊能力) Point(ポイント)
なんかよくないですか?「興奮した」ってちょっと笑えるけど、感度の高さみたいなのは表現できてると思うわ。生命力は強くないけど(アカンやん)RPGならむっちゃ観察力高くって「予感」が当たる人みたいなポジション。周りを生命力も持ってる武器も強い仲間に囲んでいただいて。
事実、私がこのワードに出会って一番勇気をいただいたのはこの性質の人が持つ強みみたいなものを語ってくださっている方々のお話でした。自分は面倒なやつなんだ…という気持ちから、「なぁんだ得なところもいっぱいあるやん!」と思えたことでひとつ苦しさや不可解さから解放された感じがしたからです。
人より芸術から受ける感動が大きい とか
勘が働いて良く当たる とか 最高じゃないですか。
自分のこれまでの違和感が一気に武器に思えた瞬間です。で、人生振り返り、私の場合ではありますがHSPで良かったと思えた時。
感動力
だそうですが、実際は心の動きなんて人と比べることができるものではないので、芸術でそれぞれの人がどれほど感動するかは正直わかりません。ただ、数は少ないですが時々「キレイやな~」「これ好きやわ~」以外のなにか心の深いところがぎゅーっとなる作品があります。絵でも、映画でも、絵本でも、音楽でも。説明できないんだけど、何回見ても、聞いてもそうなる。これは全員一緒なんだろうか?聞いて回ったことがないのだけれど。でも、そういうものを持てているということは幸せなんだと思うようになりました。
観察力
「困ってるのに言い出せない…」という人がいたら黙ってても気づく。なのでうまく助けられたら感謝されます。<うまく助けられたら>っていうのが難しいんですけどね。気持ちが顔には出てるけど勇気がなくて言えない方ってその方も敏感だったりするから時と場合によります。その方の性格をすでに知ってたりすると今、助けることがベストかどうか怪しい時もあります。あとあと同じ人にずっと頼られ続けたりして「失敗したなぁ」と思うこともありました。こちらとしては「ほら、言っても大丈夫だったでしょ?次から言ってみたら?」という気持ちなのに。それが伝わって「あの時以来、できるようになったよ。」などと言われるともうそれだけでごはん三杯食べられるくらい幸せです。 本人は気づいてなくてもそばで見ていた別の人が「よく気づいたね」と言ってくださるときもうれしいですね。
要点を把握する力
「要するに何?」っていうのを勘づくのが得意かも。もう何年も前から徐々に動いている変化に、早めに「あ、たぶんこれ、ゆくゆくはこうしようとしてるんやな?」とか「表面的にはこう言うしかないけど、あの人はアレをしてほしいんか。」みたいなことがなんとなくわかります。今、目の前のことに集中すべきなのも確かなので外にアナウンスするのはやめて、そっと自分の頭の中でしまっとくようにしていますが、だいたい当たってることが多いので早く対応できてる気がします。
これまではこんなことも全部「考えてしまう自分がおかしい」と思ってたんです。人にそう言われることもあったし。だけどよくよく考えるとそれで損したことって意外とないんですよね。いやあ、自分で自分の首絞めてただけやったわ。感性はお金でどうなるものでもないって思うともっと大事にしようこのアンテナ。
人から言われる「無駄なこと」を「無駄にしない」のも自分。
「変わってる」を「特殊能力」にするのも自分。
「大変やな」を「素敵でしょ?」にするのも自分。