「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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自律神経が狂うということ~再燃編~

自律神経失調症とのお付き合いが始まる

 自律神経失調症には「治った」という線引きがないように思います。乱れてる神経が「お?今は整ってる?」っていう気がするときもあれば元に戻るのも簡単。

 私は”検査”の類では何も引っかかりません。血液もお手本のような平均値。心電図も尿検査も体脂肪も視力検査も!なので病院に行くと「健康です」と言われるわけです。

初診断のときの話はこちらで。

 

harutoutato.hatenadiary.jp

 診断されてからの2年ほどは本当に「具合の悪い人」でした。どういう一日を過ごしていたか覚えてはいないのですが、寝込むほどではないけど誰かと何か約束するというのができませんでした。起きてみないとわからないんですから。でも、徐々に何とか仕事ができるまでには回復し、ちょこっとパートの仕事ができるようになりました。やっぱりね「自尊心」って大事です。実家は当時、母と兄弟とで協力し合って質素に暮らしてたので自分だけ働けないっていうのはそれがまたストレスですから、

「仕事いってんでー!私も!」って思うだけで幸せです。

 そんな中、旦那さんとも出会いまして。こんな感じで残りの人生ぼちぼちやっていこうと思っていたころ、またもや調子を崩すのでございます。

 

 

 ”気を遣う日々”が重なることの危険

 大きな出来事があったわけでもないのですが…いろいろ周囲の人間関係がまた雲行き怪しくなったんですね。私の場合、他の人のかわいそうな話を聞く機会も多く、感情が引っ張られるというほどではないのだけどやっぱり同情するし気にかけてあげたくなる。そうこうしていると結局どの話も原因が一緒だと気づくのです。

「どうにかならんの?」と思い、「どうにもならん」ことがわかり「逃げたくなるが逃げられない」ことに絶望し「それでもさらに他の人の悩みを聞いてしまう」…という負のスパイラル。

 性格上、派手に立ち回りたくはないのでそれぞれに、そう、攻撃タイプの人にさえ”ちょうどよく”接する方法を日々考え、いろんな方面に気を遣ってばかりでくたくたになってました。関西弁で「気ぃつかいい」という言い方がありますが、まさにそれ。

 この度も体に出てきましたよ。30代後半から40代前半の話です。びっくりしたのは、それまでになかった症状だったこと。病院の検査には何も出ないことがもうわかっていたので時々整体を試したり温泉に行ったりして気を紛らわす程度だったのが「今回ちょっと変?」と思ったのが<全身の痛み>でした。

全身ってまさに頭のてっぺんから足の裏まで痛い!

朝起きたら床や階段が痛い!歩くのが痛いんです!関節ではなくて体の表面の痛さでした。頭もシャンプーするくらいの強さで触れただけで痛い!

 これは知らんやつや…って思いました。「自分が知らん症状が出たら病院行く」って決めていた私は、とりあえず近くの内科に行ったんですがまあ案の定「よくわからん」と。それでも「一回大きな病院紹介するから甲状腺だけ調べときます?」っていうから電車に乗って痛い体で行ったのに!です。

病院にかかることの難しさを知る

 大きな大学病院。

 後ろで医大生が研修に入ってて異様な堅い感じの診察でね。紹介状見て話を聞いて「それ甲状腺じゃないから検査しなくていいですよ。」で終わり。は?検査しないんやったらここまで来なくていいんですけど?「じゃあそれはそれでいいとして、この痛いの何かすることないんですか?」って聞いたら「…心療内科行きます?何もすることないですけど…」って。

 気が付いたら涙が出てました。医師は余計「これは心療内科やろ」って思ったでしょうね。で、「こんなに痛いのにですか?」って私が涙流してる後ろで医大生が淡々とパソコンたたいてた。彼に罪はないけどこっちの悲しみは倍増したわ。心なしかあの学生は「なんか…先生の対応、違う…」という目をしているように見えたんだけどな…そうであってほしい! 結局、本当に何にもなしで手ぶらで大病院から帰宅。ある意味吹っ切れたので自力で頼れるものを探すことにしました。病院探しの話はまた次に。

病名ーついてほしいのか、ほしくないのか

 ところでこの時の全身の痛みって軽めの「線維筋痛症」だったんですかね?今はそのころのような痛みはもうないんですが、ネットで調べても用意されたチェック項目に該当するかしないか、診断してくれる先生に出会うか出会わないか、みたいな?じゃあ、こういう数値にも画像にも出ない不調ってどの病院のどの先生にあたるかで診断変わることになりますよね?

 もし「線維筋痛症」とか、まだつかみどころのない名前に振り回されている人がいたら、薬とかで楽になればいいけど、それもだるさの原因になることもあるから、どうしても病名がつくことにこだわらないでくださいね。病名つくと、自分に「休んでいいんだ」というお墨付きになるし、他の人にも「おおっ…なんか大変そうな。」って思ってもらえるから安心するんだけどね。少なくとも貴重な時間とお金をそこにつぎ込んじゃわないでねって思います。

 体と心が緊張しすぎて伸ばしたバネが戻んないような感じなんだよね。ストレスって言葉はあんまり好きじゃないので<緊張>。緊張がほぐれることにエネルギーもお金も使いましょう!