「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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「思い出」は断捨離の敵である

 季節が変わろうとしています。衣替えは断捨離タイミングです。

窓を開けてホコリを外に出していても寒くなくなってきたので、衣料品だけでなくいろんなこまごまとしたものを整理してみました。今回は思い出の品をどれだけ捨てられるか!が課題です。

思い出と情が詰まってるものの断捨離

 必要か必要ではないか、ときめくかそうでないか、そんな定規で測る断捨離はとうの昔にやってしまったけれど最後まで残っているもの。それが思い出の品と頂き物。私は独身時代も含め何度か引っ越しや結婚、仕事を変えるタイミングがあったためいろいろとお餞別とかお手紙とかがあって一応手紙・カード類は透明のポケットファイルにまとめていたんですが、このたびとうとう全部を捨てることにしました。心を込めて書いてくださったお手紙なので最後にもう一度全部目を通しましたらそこそこの時間がかかり一仕事。ありがとう、ありがとう…と思いながら処分したのですが中には「この方はもう亡くられたな~」とか「『私も○○さんに見習いたいと思います!』とか書いてるけど、この子そのあと道を外れて行ったなぁ~」とか(笑)なんとも複雑な感情が湧いてきます。ずっと捨てられなかった色紙も1枚あったんだけど、意を決して!ポイ。

 

 プレゼントで頂いていたモノもいくつか残っていました。

結婚祝いの食器類は趣味の合わないものが(自分が花柄が苦手なので)本当に多くて、少し前にフリマサイトでごそっと売ったのですが、今回は年齢に合わない柄だったものの薄さがちょうどいいかと使っていたひざ掛け、フォトフレームなんかをどんどん処分。こうやって捨てていくと自分が誰かにプレゼントするのもしづらくなりますね。いらないものをあげてしまわないかとハラハラ。

 そして最後に写真たち

幼少期~高校生くらいまではその時にしかないエピソードが詰まっているので貴重だと思うのですが、大人になって仕事をするようになってからはそうそう変わったことは起きません。基本、自分が写っている写真を見返すのが好きではないのでアルバムなんてほぼ開かないのに場所だけ取っていたので今回20代~30代の写真は「これいい写真!」と感じるもの以外思い切って捨てました。一応ざっと目を通してみましたがとくにキュンとすることもなかったので潔く!

 結果、30リットルくらいのごみ袋にいっぱい雑貨・手紙・カード・写真・その他使わないプレゼントやアクセサリーのごみができました。

捨てられない理由と捨てる理由を考える

 思い出の品や手紙・写真を捨てられない理由が「捨てたくない」なら迷わず残せますが”迷っている”という時点で2つの感情があるんだと思います。そしてその<捨てられない>理由の多くは

なんとなく申し訳ない

自分が薄情に思える

あとで後悔したら…と思う

だと思うので対抗する考えを比較したら処分の基準が見えてくるかも

誰もあなたが捨てたかどうか気にしない

知りもしない

責めもしない

思い出のものはある意味<世界でたった一つ>ではあるので、そのせいであとあと後悔することを恐れているなら”これまで〇年開けなかった(見なかった)ものは今後もほぼほぼ後悔しない”のルールで。「〇年」のところは自分の納得する年数で、2年なのか5年なのか。その間、存在すら忘れていたものはもう捨て時だと考えます。少々乱暴な言い方ですが私はあきらめるために

もう何年も思い出すことも見返すこともなかったのならもうその時点で自分は薄情者だ 

と思うことにします。

自分が何を誰に送ったか覚えている人なんてほぼほぼいない

  誰かに頂いたものを捨てづらいと思う気持ちはとてもやさしい気持ちなので素敵なことなのですが、逆の場合に自分がどう思うかも考えるとヒントになります。正直、私もいろんな人にいろんなプレゼントをしてきたし手紙も書いてきたけれどほとんど覚えていません。覚えているのは数個くらい。しかも、「あ~あれ、いまいちだっただろうな」と思うものも入っているので本人が今もし「捨てるなんて申し訳ない」と思って処分できずにいたらすごく迷惑をかけてしまった…と思います。なので頂いたものに関してはそのお気持ちだけしっかりと受け止めて(迷っているということはすでに相手の気持ちを受け取った証拠)モノ自体は使ってくれる他の方にお譲りするか処分するで全然いいと思うのです。

 私自身、全く自分の趣味ではなかったケーキ皿セットをフリマサイトに出したところ「そのシリーズのティーカップセットを持っていたので揃えたかったんです!」とコメントくださった方の手に渡りました。食器類はそういうことが多いもの。罪悪感どころか「善い事をした」という達成感まで味わえます。本当に大事な人と思い出はそうそう消えるものではないですしね。

50代くらいからの断捨離は本気で

 この年齢になると捨てられずにため続けた大量の不用品に何部屋も占領され、自分たちは2部屋くらいしか使っていないという高齢の親の広い家の片づけに手を焼いている友人を何人も見ます。自分もそうならないように残したいものの選別を賢くしていきたいものです。そしてここからの人生は増やさない!断捨離で捨てたものをよく観察して同じものを購入したり増やしたりしないことも必要です。新しい季節、欲しくなるものもあるけれど厳選する目と心を持ちたいな。