「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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値下げされた鉢植えを見ると助けたくなる

 コロナ禍を経験した時、家の中に花を飾ることを意識しました。スーパーマーケットで切り花を花の種類ごとに数本ずつ売ってるものを自分なりに組み合わせて購入したり、たまに変わった花がほしくてお花屋さんに出向いてみたり。普段はそこまでしないことをしておりました。すごく癒されたものです。

 そして今、パンデミックはなんとなく終息し、外出するようになったのでその習慣はもうやめました。何と言っても止まらない物価高。花のためにお金を使おうとするとつい「この値段やったらお肉買えるやん?」とか思ってしまいます。それでもお花が家の中にあるのは良いこと。そこで私はホームセンターの鉢植えの花苗の<見切り処分・お値下げ棚>へと向かうのです。

 ペットショップでもう大きくなりかけている売れ残っている犬猫が安く売られてるのを見てしまうとものすごく嫌な気持ちになります。なのであまり近づきません。同じように植物も季節違いで見切り処分されそうなのを見ると切なくなります。きっとまだ生命力があるだろうに…とか思っちゃって救出したくなるのです。お財布的にも398円くらいで売っていた花が150円くらいになっているし、花によっては50円とか。もし、もう終わってしまう苗だったとしてもまあしゃあないかと思える値段だと思うのです。特にこの春の季節は寒い日と暖かい日を繰り返すのでもう店頭から下げられているお花も息を吹き返す可能性が非常に高いのでねらい目です。どうせ1シーズンだけのお花なら最後思い切り咲いて終わりなさい!って気持ちで持って帰ります。

 

 見切り苗の上手な選び方は今、咲いているか?より根元あたりに生命力あふれる新芽がどんな感じで顔を出しているかです。「ぼく、まだ活力あります!」と挙手している子を探した結果今年はオステオスペルマムを1株救出いたしました。

ビオラとの寄せ植え。

 黄色ともオレンジともいえる微妙な色合いが良いです!買ったときは小さめの花ともう終わりそうな大きい花が2つくらいで、根元に「今から咲くぞ~!」と意気込んでる芽を3つくらい見つけました。最初あった大きい二つはさっさと切ってトイレでしばらく小瓶に入れて楽しみました。写真に写っているのはすべて我が家に来てから現れた花たちでまだまだつぼみが控えております。良かったね~生きながらえて…。調べたら暑さと寒さを上手に乗り切れば1年じゅう咲ける花だとか!頑張れー!

 そして今年はもう一つ助けてあげた子がいます。それがこちら

 友人が中古の一戸建てを秋に購入したのですが、前の居住者がすでに庭から掘り出して謎の球根を3つ無造作にそのへんにポイっと捨ててあったんです。友人はもうその庭をつぶすつもりでいたので私が救出し頂きました。花に詳しくはないので何が咲くのかわからずとりあえず植えて冬を越しましたところ見事な水仙が咲き3個とも全員元気。こちらもよかった~息を吹き返してくれて。下にチラッと映っているのが大輪のパンジーなんですけど、この苗は一枚目の写真のピオラとの寄せ植えだったんですがビオラの勢いに負けちゃってなぜか瀕死になってたんです。ダメもとで水仙が咲く前にこちらに移したところ元気を取り戻し花をまた付け始めました。今は3本の水仙の足元を優雅に彩ってくれています。

 こういうの、園芸に詳しい方なら何が起こっているのかご存じなのでしょうが私はわからないのでただただ弱ったり、見捨てられてた子たちがみな元気になったというスペシャルハッピーな気持ちだけ堪能しております。ここからは私の責任ですね。上手に長くもたせてあげなくては!そしてこうやって救出した子はとても愛おしいのでしばらく鉢で眺めたら切り花にして小さくトイレに飾って長く楽しんでいます。我が家は家の前の小さなスペースにアイビーも這わせているのですが実はそれも空き地から管理されず道路まで伸びていた先っちょを少し頂いて水につけて根を出し植えなおして広げたもの。切り花を室内に飾るときのグリーンに活躍しています。ほぼタダの花生活(笑)

 

 奇しくも自分の母親が最近いろいろ弱ってきているのでいろんな感情を花からもらえます。あきらめず、最後まで人生を楽しませてあげたいな~って感じでしょうか。

命をつなぐ春。

節約は花苗を救う。