体調と「HSP」が関連していると気づいた以上、体調を守るためになにかしらしなきゃダメですよね。「アンテナが張り巡らされすぎて疲れている」場合、できることはアンテナをおろすことなのですが
そんなんわかっとったら苦労せん!
です。ぽきっと折れるんなら誰か私のアンテナ折ってくれ。
でもアンテナにはとっても素敵なメリットもあるし。なのでちょうどいい状態に近づけるってところで手を打とう。
温度・湿度・気温はどうしようもないので<人との会話>に限った話をしてみます。ーあくまで私の場合。
HSPー敏感なアンテナと付き合う
【電波が飛んでいないところへ行く、もしくは電波を弱くする】
人は言う
「考えんようにしぃ」
このアドバイスは無意味です。考えないように自分でコントロールできなくなっとるんです。だったらあとは自分でちょっとでも刺激的な場面を避けること、つまり電波が飛んでないところに行く。物理的に弱める。
逃げれることなら逃げる!場所を変えられないなら何かを装着してシャットアウトするのも手です。
耳栓・めがね
午前中に弱い私はどうしても午前中、ザワザワするところに行くときは耳栓で対処しています。ちょっとまぶしさが軽減できる眼鏡も好きです。ただ普段かけていないので友達相手だと「どうしたの~?いつもはコンタクト?」とか話しかけられてしまい、いちいち説明するのは面倒なので時と場合によるのですが。縁の太めの眼鏡でしんどさが和らぐ気もします。世界と自分の間に小さな壁ができたみたいで。この私と同じ感覚の人、もう一人知り合いにいたので効果あるかもですよ?
すでにめがねをかけて生活してる人の場合は…逆に外してみます?ぼやけてちょうどいいとかあるかなぁ?そういえば、目が弱くなった高齢者のおうちに行くと、小さなほこりやゴミがあるのに「うちはキレイ」と思っているという現象があります。耳も遠くなると、余計な話が聞こえてこなくてよい面も。本人はそれで満足そうだったりします。それだ!フィルターを意図的にかけるのですよ!
自分の視界を狭くする効果
私、旧姓が「あ」で始まるんです。学校で名前順で座ると一番前ばかりで先生しか見えない状況。これがとても楽でした。先生の視線も意外と私を飛び越えて後ろへ行く「死角」なんですよね。先生に質問しやすいし、他の子のやってることに巻き込まれないし。たまに席が一番後ろに変わるとソワソワ、疲れが増しました。視界にいっぱい人がいる~!って。
今も大勢の人が集まる場所で自由に席が選べるならあえて前に行き、視界に入るものを最小限にしてます。
後ろからの視線が気になってしゃあない、ってタイプの人にはダメですけどね。
余談なんですが、「人混みが苦手」というのがよくHSPの診断チェックにあるんですけど、私は<赤の他人>が何人いようが平気です。ラッシュ時の混雑は嫌いだけど、大勢の人が行き交ってるというだけでは特に嫌な感覚はありません。一つの部屋にいる30人くらいの<知ってる人>の方がよほど苦手です。
【アンテナの感度を下げる】
ーどうやったって気づいてしまう 感じてしまう 考えてしまうー
気分が落ち込んでいるとまずはそのことに落ち込みます。気にしてなさそうな他の人がとっても楽しそうだったりするとなおのこと。情報の遮断が無理なら感度を調整するしかないです。ラジオの周波数がピッタリ合うとクリアに聞こえるけど、ちょっとずれたら何を言ってるかわからなくなるみたいに、ちょっと<自分>からずらす。でも自動制御機能がついてないのでいったん受け取った後、うまく処理する感じです。
「これは”私だけ”に、”私に直接”言ってるんじゃない。他にもいるじゃないか」
「今、この人は自分のネガティブな気持ちに引きずられて話してる」
「この会話をほとんどの人は今日の夜までには忘れている」
どれか当てはめられたらラッキー。
相手にオブラートに包んでもらうのではなく、自分で包むイメージ。相手に常備を要求したってそれは気の毒なので。自分の心の中にクリアな音でズドン!とくるのを防げたら、ちょっとはマシかと思うのです。
もし、これを読んでくれている人が周りの同僚・友人・家族の方なら、ちょっとストレートなこと言いすぎたかな?と思ったときは
「まあ、似たような人たくさんいるからね。」
「私も昔そうだった。」
「ちょっと今日イライラした話し方してるけど気にしないでね」
とか付け足してあげてくださいな。
すべて、あくまで私の場合の逃げ道なので、それぞれの人が自分にちょうどいい工夫が見つかりますように。