「カワイイ」を大人になったら卒業する?
「カワイイ」ってステキな日本の文化だと思う
花柄、リボン、テディベア…いろいろなプリント柄。
どの世代のファッションにも「カワイイ」を取り入れられるのは、その顔立ちにも関係があるんでしょうね。諸外国に比べ若く見られがちな顔の各パーツの位置と大きさ。だとすると、いくつになってもそれらを着こなせるのはある意味<特権>なのかもしれません。
自分は見た感じも雰囲気も性格もあまり「カワイイ」が似合う方ではないので、小中学校くらいまで母親が買ってくるものには多少レースやフリル要素はあったけど。自分で選ぶようになるとボーイズライクなものを好んでたし、ショートヘア率が高かったですね。
そういえば、20代のころ、ビッグシルエットのTシャツにゆるパンツ姿で(しかもくすみピンクで「ねずみランド」のアヒルの「ドナルドさん」が大きくプリントされていたにもかかわらず)ホームセンターの店員さんに「お兄ちゃん!」と呼び止められたことがあります。
50代になった今、ふと「カワイイ」はいつまで持てるんだろう?と思い出しました。
特に「キャラクターものの賞味期限」みたいなものってあるんですかね。
ということでーかわいいキャラクターものは卒業したほうがいいのかって話です。
好きなものは好きでいたいけど
日本生まれのものをはじめ、海外産のキャラクターも大いに盛り上がったのが今の50歳くらいの方が小学生のころだと思うんです。以来、ずっといろんなキャラが登場し愛されてきました。70代、80代のお姉さま方もスマホケース、ちょっとしたポーチや鞄に猫、うさぎ、花、何かしらがついたものを選ぶ方は少なからずおられます。
これって、やっぱりそういうアイテムの数が日本は半端なく多くって目につくから自然と「かわいい~」ってなるんでしょうか。(アニメ・漫画大国っていうのも背景にあるんでしょうね)ほかの国のみなさんも見たら、女性は特に欲しくなるのかしら?
で、自分はというと「ムーミン」の<リトルミィ>が大好きなのですが、さすがに身に着けることは躊躇しております。家でしか着ないパジャマとかでも昔から買わなかったです。一方で同世代の友人にもはっきりとした<推しキャラ>がいて、公言もするし小物を今もがっつり使っている人が幾人もいます。「好きなものを一途に!」って感じがしてそれはそれで素晴らしい!とも思います。そういうお友達にはプレゼントするのもわかりやすいんですよね。ストレートに喜んでくれるし。そして彼女たちは他のファッションも年齢とかではなく割と自分が「好き」と思ったものを年齢には関係なく着ておられます。
私はもともとかわいいのが似合わないというのもあるし、50歳のファッションに合わせるっていうのもあってつい「これってかわいすぎない?」って気にしちゃうんですが、そんな中、数年前、旦那さんが私が<リトルミィ>好きなのを知って、突然ポーチをプレゼントしてくれたことがあります。それが<ゴブラン織り>のポーチでね。旦那さんが選んだにしては渋くて気に入ってます。躊躇するとは言いつつ、カワイイと思う気持ちは変わらないもので、見るとテンションあがります。
大人になると本革とか、織物、刺繍、金箔なんかのちょっと渋いアレンジがされているのっていいですね。大きなバックで出かける時に忍ばせて使ってます。キャラクターものの自分にとっての「ちょうどいい」楽しみ方は今のところそこに落ち着いています。
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みなさんもキャラクターではなくても、なぜか「気が付いたらコレがついたものを買っている」程度ならあるのかも。リボンとか、ボタンとか、ジッパーとか?年齢が上がってきたら卒業するのかしないのか。いろんなパターンがありそうです。
あ、今、思い出した。
そういえば自分は20代のころなぜか金具がついてるものが好きだったわ。バックル、鍵デザイン、チェーンなどなど。なんで好きだったんだろう?別にハードロックファンではなかったんですけど…しかも買い物一緒に行った妹に指摘されるまで長いこと気づかなかったんですよね。謎やわ。そして今はそうでもない。
面白い。
いろんなデザインがある日本。楽しくていいですね。
日本の「カワイイ」は問題ではなく特権といったところでしょうか。