「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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頑張っても頑張ってもホッとできない人に

 久しぶりに自律神経失調症HSPの話です。

と、書きましたが最近自分以外の人のことで手一杯だったためちょうどいい感じに心はフラットな感じです。やらなくちゃいけないことがほったらかしでそれを考えると憂鬱ですが、かといって気にするとまたすぐ病むので。他の人のために動く。これは一つのHSPな人の対処法です。

 つい最近、自分のことを表すのに良い言葉を見つけました。それが

アスリート気質

文系だけどアスリート気質

 私は実際のアスリートでもないし、体育系の部活も小学生の時以外やったことないので”気質”だけの話です。体動かしてスッキリ!よりもこうやって文章を書いている方がすっきりするのであきらかに文系・帰宅部・引きこもり体質なのですが、目指すべき自分を設定するとつい分析・向上・反省を繰り返してしまう癖があり、でもってそれに疲れちゃうと「これって全部良いことなはずなのになんでこんなに苦しいんだ?」と思っていたんです。他の人からは「考えすぎ」「手を抜け」「やりすぎ」と言われ、思考を使えばいいのか使ったらいかんのか混乱するんですよね。心のどこかでは「思考することをやめたくない」と思っているので脳疲労がたまって止めざるを得なくなるとそんな自分にがっかりする、の繰り返し。

 

 そんな折、”アスリート”と言う言葉を自分に使ったらとてもしっくり来たのです。もちろん、アスリートにもいろんなタイプがいらっしゃるので一概には言えませんけど似ているところは

他者から見たら「なんでそこまでするん?」となるほど突き詰める

充分良い結果が出ているのに素直に喜べずもっと良いものを目指してしまう

頑張ることをやめたらどうしたらいいかわからなくなる

って感じでしょうか。1つずつ自己分析。

突き詰めてしまう

 アスリートは良い結果・記録のためにめっちゃ自己分析しますよね。フォームを映像で分析して少し角度や強さを変えてみたり、トレーニング方法にいろんなスタイルを取り入れて今まで気にしていなかった筋肉を鍛えたり。私もすぐ自己分析してしまいます。自分の変な癖を分かっているのはとてもいいことだと思うんですよね。いろんな失敗が防げるので。そして「ここを少し変えるだけでこれだけスピードが出る」みたいな仕組みがわかるのもすっごく好きなんです。ただ、他者から見たらちょっと理解できないですよね。実際のアスリートは賞金とかタイトルとかがくっついてくるのでまだわかるけど<ただの主婦>にはそんなものないですから(笑)

良い結果にも喜べない

 思い出されるのは2010年バンクーバーオリンピック浅田真央ちゃん。トリプルアクセルに強くこだわりそれ自体は成功したものの、ちょっとしたミスもあり銀メダルに終わった時、結果だけ見れば素晴らしいものだったのに彼女はずっと悲しそうな顔でした。比べては失礼なんだけどちょっとわかる。私もよく何かを友人に相談するとき「私~できてなくって」と言うと「はぁ?それで『できてない』って言うたら私どうなるん?!」と怒られてこちらの悲しみや悩みは”贅沢”とされてしまうことが多いです。「私なんかこうで~ああで~こんなんやけど気にしてへん」って言われると表では「へ~そうなんだ」と言うけど実は心では「気にしろよ」と思ってしまう。”気にしない”人間にはなりたくないのです。

頑張ることをやめたら抜け殻になる

 よく最前線を走り抜けたトップアスリートが限界を感じて競技人生をやめたら、もしくは目指していた大きな大会が終わったら「しばらくは何も手につかずぼーっとしてしまった」というのを聞くことがあります。あれも非常によくわかる。燃え尽きってやつですね。

 例えば、学校や地域で精いっぱい誰かのお役に立とうとしていたのができなくなると、もう自分には何も残っていないような感覚になるのでそれに悲しみを募らせると立ち直れなくなってしまいます。<ちょうどよく・要領よく・ほどほどに>立ち回っていればもっと健康的だっただろうに、ひいてはそれが良いパフォーマンスをもっと長く続けることにつながっただろうに、なんてことを反省してしまうのです。そしてしばらくその気持ちから逃げるように現実逃避する…。

アスリート気質だと気づいて良かったこと

 ネガティブなことを書きましたが決して悪い結果になったわけではありません。先ほど書いた浅田真央ちゃんのように何人かアスリートの方を思い浮かべてみると、その方たちは人生浮いたり沈んだりしながらもやはり人を感動させることをしてこられたのですから、私も少々無理をしたことで誰かを助けられたかも、何かちょっと善いことを成し遂げられたかもと思えるようになりました。

 調子を崩す時には<自分を追い詰めているアスリートを近くで見ているスタッフ>のような目線で自分を客観的に見ることにしました。その人が目指したいこと、やりたいことを知っているからこそ否定的なことを思わずサポートに徹する!そんな気分でいるとずいぶん楽。

 そんでもって、さらに。他の人に自分のことを説明する時も伝わりやすい!先日、ある程度私のことを知ってる人と話していてふと「私ってアスリートみたいなんですよ」って言ったら即答で「ですよね」と言われてしまいました。使えるわコレ。世間的には<アスリート>って言葉はかっこいいですからね。それでこちらの性格のイメージが理解されるなら一番手っ取り早い方法です。

 

自分のことも自分で認めてあげられて、他の人にも伝わりやすいって最強じゃない?