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自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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妻の戦場 夫の楽園 ~前編~

旦那さんが家事を手伝うかどうかを気にしなくなった話

 これをテーマに書こうと思ったのは、あれ?最近この手のことでイライラしなくなったなぁ~と思ったから。更年期の今、イライラしないってすごくない?

 家庭の形は様々なので正しい答えなどあるわけもなく、ナンセンスな話題なのかもしれないけれど。書きます。少し長くなるかもしれないので数回に分けようかな。しばらくお付き合いを。(夫婦のあり方の話ではなく、私の脳内繊細システムの発動の様子をお楽しみ下さればうれしい。)

 

 

 

 妻が体調不良の時 

 私は基本専業主婦で家事全部するんで、旦那さんが全くやらなくてもいいと思えますが、40代まではちょこっとまだ仕事に行ってたし、体質的にしんどいことも多々あり時々「なんで妻が困っとるのに『手伝おう』って思わん?」とイライラする場面もありました。まあでもこの手の話は世間にたくさんあるようで、それに気づいて心落ち着かせる日々。

 旦那さんは基本、家事全般”具体的に頼むとしてくれる”というスタイル。いい旦那さんです。しんどい時にほっとかれるのには、私に良くないとこがあって。まず、「しんどい」と言えない性格。「僕も疲れてる!」って言い返されたらすごーくショックなのでよほどじゃないと言えません。それと、考え魔なのですごく自分の段取りとかあるんですね。「あれをこうして、その間にこれやって…」みたいな。それが崩れた時に「あちゃ~」と思って、顔にも声にもそれが出てしまい、むっちゃ凹ませているのは自覚アリです。最近は気を付けております…。

 そして、しんどい日にも私が不本意ながら頑張ってしまう、もうひとつの理由。

 とにかく寝る夫

 若干旦那さんも自律神経弱いところがあると思います。そして仕事が朝、ちょっと早めということもあり、休日の日中もよく寝る。すぐ寝る。布団に入れば?と思う時間でもそのへんで寝る。私が昼間「今日は休みだからコレを頼もう」と思って見たら、寝てる。のでもう頼めない。結果、→自分でやっちゃう→「妻、自分でできるやん」ってなる→次回も生返事され、後回しにされる。たぶん「妻、今回もやれるんちゃう?」って思われてる。

 そういうことを経て行きついた私の願いはコレ。この一言。

 手伝わなくてもいい 用事を増やさないでくれたら

~わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい~By〇大ハム 

 靴下に猫毛がつくと洗濯前にひと手間かかるからスリッパをはいてくれないか。

 食後のお皿は乾くと洗うの大変だからとりあえず水につけてくれないか。

 クッションに頭のにおいが付くから寝るならいっそベッドに行ってくれないか。

 さだまさしさんに歌ってもらう?でもこれ全部言うとひくよね?なんか旦那さん、家では120パーセントくつろいでおられるんで。そんなときにこんなん言われたら「めんどくさ」ってなるよね。!ここで私の脳は作動した。

OFFする夫とずっとONな妻

 旦那さんは家に帰るとすべてのスイッチを切っている。完全OFF。人が完全にオフると残るのは、睡魔と食欲とボーっとする時間。

 ところが主婦はそうはいかない。24時間なんかある。自分の用事以外に子供やペットの用事も。全員が寝てやっとOFFだけどそれでも夜中や早朝に自分の意志と無関係に起きざるを得ないことが起きる。慣れてはいても気の抜けない戦場なのです。OFFする夫とずっとONな妻。この差はどうしようもない。

 そしたらこんなイメージが湧いてきた。ーある日、旦那さんが仕事から帰宅した自分の家の玄関に「株式会社マイホーム」と看板が出てて、玄関に企業理念が書いてある小さな会社になってたとしたら。一日の残りの時間そこで過ごさなあかんとしたらどうなるか?まずは落ち着かん。そして、昼間行ってる実際の仕事場では自分が正社員で責任者だけど、この「株式会社マイホーム」の現場は(家事に関しては)奥さんが<正社員の責任者>で自分は<パート従業員>だとしたら?奥さんの今日の段取りを理解しようとするでしょう。そして仕事を増やしたら怒られるから協力して一緒に前に勧めようとするはず。だって昼間自分は真逆の立場で経験してるから痛いほどわかるはず。ー

 

 ところが、家庭は会社じゃない。「この家の主は僕やし、家は家族が休むところやろ?家に帰ってOFFにするのは当然やん?」となるでしょう。それでいいです。私はこれを想像してどうしたかって言うと…。「そりゃ、しゃあないな。」って思ったんです。なんなら旦那さんが「完全OFF」になれるくらいの<妻力>がある自分を誇ろう!と。ただただこの想像力で得たものはその感覚の違いを理解したってこと。

 でも、ここでは終わりませんよ~。この私の納得感を利用して”昭和の男性”に根強く残ってる(うちだけかなぁ?)「奥さんは昼間、家でゆっくりしていて楽」というステレオタイプをそーっと崩しにかかろうとした話。その話はまた今度。