「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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処分できないコートー”レトロ”をセンス良く着こなせるか?

 

 もともとクラシカルでレトロなデザインが結構好きなのですが、最近のファストファッションの服を見るとデザインだけではない質の良さに改めて気づきます。私がリユースでおしゃれを楽しむ理由の一つに「最新の服を買いに行くとみんな似たような服になってしまう」というのがあるので、その点でも昔の仕立ての良い、今でも通用するデザインの服はいいですね。

コートを長く大事に着る

出番の少ないアイテムは年齢的に合わなくなるのが難点

 1年に数か月しか出番のないアイテムって翌年出してくると「アレ?なんか違うか…」って思うことがあります。ファッション雑誌を読んで毎年流行のコートを購入するのを楽しみにしているような方は良いのですが、物価も高いし、物は増やしたくないしとか思っているとコートってそんなに安い買い物でもありませんから「今年も着るのか買い替えるのか」悩ましいですね。

悩む主な理由はいくつかあります。

明らかに流行のデザインと違う

体形が変わった

年齢ゆえに顔や髪色が変わった

たかが1年、されど1年。50歳にもなると1年で結構な違いが出てしまって最近同じことで服の処分を悩んでいる気がします。理想はこれまでの服を安易に捨てずに自分と時代に合った着方を工夫するでしょうか。

 

 

個性的な昔のデザイン

 以前、持っているダウンコートをもうやめようかと悩んでいたら褒められて捨てられなくなった話をしました。

 

harutoutato.hatenadiary.jp

私のクローゼットには真冬のコートとしてこのダウンコートと2トップでスタンバイしているものの非常に出番の少ないコートがもう1着あります。それがこちら。

ツィードのステンカラーコート

<22OCTORBLE>は2019年2月にブランドクローズ(新作を出さずに終了)になっているのでもうリユースでしか出回りません。リユースの服を選ぶ時に私がタグを見ずに気に入った物を手に取ると結構な確率でこちらのブランドと出会うので私の好みだったんだと思います。同じようなものは今は多分ないかな。ずいぶん前にオークションで買ったのですがその時は入札者が多くてリユースだったけど状態もすごく良くて14,000円出して手に入れました。その時が初めてのオークションで自分でも「うわ~買っちゃった~!」ってドキドキした思い出があります。それも含めてなんか愛おしい。もう今探そうとしたら似たようなコートの写真はだいたい”ヴィンテージ”ってついていますが私の性格上、似たものがなければないほど手放せないんですよね。「やっぱりあれかわいかったな~」と後で思ってももう手に入らないってことですから。

昔のものが個性的に作れたのはひとえに景気の問題。同じ型のオーソドックスなものを大量生産する方がコストが安いですからね。デザインも質も作り手がこだわるのには景気って大切なんですよね。だから自然と個性的なデザイン=同時に古いものに見えてしまって見た人が「古くってダサい」と思うのか「レトロで素敵」と思うのか。ここは着る人の技量が問われます。

 さて、このコート。着るか処分するかどうしましょう?と悩みだしてもう数年。悩む理由は

<ネガティブな理由>

基本的に自分に赤が似合わないと思っている(というか気づいた)

購入した時より今の年齢的にどうかな?と思っている

<ポジティブな理由>

単純に造りが良い(ちゃんと温かい)

誰ともかぶらない

です。デザインはあきらめても今同じようなコートを手に入れようと思ったらすごくお金がかかりますし、だいたいグレー・黒・キャメル・ブラウンのどれか。しかもネットとかで見ると温かそうなのに届くと「薄っ?寒っ?」て言う時もあるんですよね。自分はリユースしか見に行かないのですがそういうところでも今時のメーカーさんのコートを手に取ったり羽織ったりするときに感じています。

珍しい織り柄の温かい生地です。

「年をとったら華やかなのが着たくなるのよ」

 周囲のお姉さま方がよくおっしゃいます。きれいな色、明るい色を着たくなるもしくは似合ってくるという事でしょうね。ただ好きだけど合わせるのは苦手な赤が徐々に似合ってくるのかどうかがわからないんですよね。これが青かグリーン系なら悩まず着続けるんだけど。今年、思い切ってこのコートをメルカリに出してみたことがあるのですが「いいね」の反応はあれどすぐには売れず、いっそすぐ売れてしまったらもうきれいさっぱり忘れようと思っていたんですがいったん出品を取り下げてまた悩んでる真っ最中です。年齢と共に「似合わなくなる」パターンと「似合ってくるパターン」があるとしたら後者を狙ってもう少し持っておこうかな。

 まだもう少し着るとしたらやはり少しの工夫は必要です。このコートの場合、襟のボアが取り外せるので外してシンプルなステンカラーコートとして着ることもできます。顔の周りにどっちの色があるのがベストか研究したいですね。ベルトも共布ベルトの部分に全く違う黒ベルトを合わせてもいいかもしれません。ベルト通しが横だったらいっそベルトなしでも格好がつくのですが、これは前にがっつりついているのでちょっと難しいところです。中に着るものは上も下も黒やグレー、白などモノトーンか濃いブラウン系のニットが良さげですね。私のお気に入りポイントは”それだけで存在感のあるコート”っていうところなのでコートが映えるコーディネイトをしたいと思います。

ボアを外したスタイル。シルエットはシンプルなので大丈夫そう?

 最近のデザインも素敵だけれどクラシカルな雰囲気のデザインも背筋がピッと伸びで私は好きです。流行のオフショルダー、ビックサイズは若い子が着ているとかわいいのですが”おばさん”になってくると全部がだらっとして見えてしまう危険があると思うので歳を重ねるほどきっちりしたシルエットがいいなと思うようになりました。

 

待ちゆく人たちのコートを見るのが楽しみになってきました。