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自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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昔ながらの床の間と大きな押入れリフォーム⑤

 まるっと1週間かけて行った和室リフォーム。(作業日数5日間)やっとすべての作業が終了しました!ものすごく暑い1週間となってしまい大工さん達には本当に頑張っていただいて(ほんとは4月ごろに出た話なのにね)つくづく大変なお仕事だと思いました。そして我々もよく頑張った!一階の唯一エアコンのある部屋が封鎖されていたので夕飯を2階へ移動したり、2階のエアコンは寝室しかつけていないのでベッドを移動してスペースを作ったり、テレビが見れなかったり、猫が作業中の部屋に入らないように気を付けたり…やっぱりちょっと肩が凝りましたね。でも、できあがったらやっぱり気持ちいい!今日は完結編です。

リフォーム完成

アクセントクロス

 床の間の背面の壁はリフォーム前より1.5倍に大きくなったので存在感があり真っ白の壁紙では単調なので今回はここはアクセントクロスにすることに。クロスの色って色見本で選ぶの楽しいけれど難しいですよね。ノートくらいのサイズで見た色柄が大きくなるとどんな感じなのか?完全には想像できなくって最後は「ええい!これで行っちゃえ!」って決めるしかありません。我が家は和風な草色、スモーキーな水色、グレーの3色で悩んだ挙句、草色はソファのカバーとかぶってくどいし、水色はお友達の家と似た感じになるし…ということでグレーをチョイス。地味で重たくなるかな?とも思ったのですが出来上がりは非常に落ち着いた家具の映える空間になりました。やっぱり思ってたよりグレーの部分が広くて主張のある色にしなくて良かったです。

 

垂れ壁

 作業前に「梁を増やす分、少し天井からの垂れ壁が残ります」と言われていたところは実際の作業後は元の天井より3センチほど段差の付いた天井になっただけで済みました。<垂れ壁>とは天井から50センチくらい建具の部分まで垂直に降りている壁のことで、立派な和室なら細工の入った欄間なんかが入る部分です。明り取りの細工をしていないシンプルな壁だとその奥の空間が部屋の照明の光が届かず影になって暗いので床の間用のライトが欲しくなります。我が家も30センチくらいは垂れ壁ができる予定だったので「ダウンライト付けますか?」って訊かれていましたが「まぁそこまではいいかな?もし暗いと思ったら自分たちでおしゃれライトでも設置すればいいや」と考えナシにしていたので実際には垂れ壁による影がなくなったのはすごく良かったです。

 垂れ壁が必要なくなった理由を尋ねてみると「解体すると撤去した飾り柱が天井を支えていたポイントが思っていたより数十センチ上だった」とのこと。確かに前のブログの写真を見ると柱は目視できていたところからまだ上に伸びていて、見えないところで上を支えていたようです。”飾り柱”ではあったけれどしっかり構造上の役目を果たしていたというのが良くわかります。家の中の骨組みが姿を表すまでわからない事ってあるんですね。しっかり見て下さり、それに応じた細工をしてくれる大工さんで良かったです。

 

harutoutato.hatenadiary.jp

 

BEFORE ⇒AFTER

 出来上がりとりあえず生活をもとの状態にできるように家具を戻したらこんな感じになりました。まずはビフォー。

以前のリビング。床の間と押入れ

 

そして、リフォーム完成のアフター。

スッキリ広々。(ハルさんちゃっかりフレームイン)

こう見ると見切れてはいますが天袋まであった押入れは周囲の柱も含め存在感がありましたね。コンセントを2つに分けて下さったのも◎。テレビ類の電源は後ろからとれるようになり手前のコンセントに余裕ができました。

かかった費用は全部で46万円。自分たちはDIYで家自体は触れない人だし床の間もクッションフロアではなく立派なフローリングを貼ってあるしコンセント増やしたり融通もきかせてくれたので大満足です。

 

 家具を戻した後はクローゼットにも荷物を戻していくと、浅めの棚は上部ほどこれくらいの奥行きじゃないと何を入れたか見えなくなるなぁと感じたのでこのままで使ってみることにしました。地震などで上のものが落ちてくることを考えて配置です。

最上段…猫のキャリー、非常用水タンク

2段目・3段目…猫の砂、フード、タオル類、ペーパー類など軽めのもの

4段目…災害用食品の入ったクーラーボックス、お菓子などのストックケース

最下段…高さの必要なもの、大きいもの

 あとは余裕のある上の空間を利用し、突っ張り棒とS字フックでエコバッグを吊ることに。いろいろ入れてみるとやっぱり4段目は浅すぎたので捨てる予定だった木材を頂いて板を足し突っ張り棒の支えで補強してあまり動かさない重めの荷物を乗せました。とりあえずこれでやってみてあとから必要ならアレンジできますから急いで壁にくぎを打ったりしないでおきます。もっといっぱい詰め込むつもりでいたけど出し入れと管理のことを考えるとこんなもんかな?というところでストップです。

まだ余裕はある。これくらいの余裕がある方が中身を管理しやすくて理想。

猫たちとリフォーム

 猫2匹もよく頑張ってくれました。余裕のハルさんはいつもと何も変わらず、ビビリのウタくんも二日目にはもう1日の過ごし方を自分なりに見つけ、ご飯もトイレも何の心配もいりませんでした。それでも一番広くて快適な部屋に入れなかったのは不満だったでしょうね。4日目くらいからは2匹とも「リビング入れないの?」と訴えておりました。完成後、掃除と家具の復旧を済ませて猫たちに部屋を開放すると、ウタくんは勢いよく入ってきたけれど「ん?なんか知ってる部屋とどこか違う!?」って顔でしばし探検。ハルさんの方はなんの躊躇もなく「やれやれ」って感じで鼻があまり利いていないのでウタほど変化には気づいてないのかさっさとお気に入りスペースを確保したらあとはのんびり。家具の配置も少し変えたこともありウタは遊び場が広くなったのでとってもご機嫌に遊んでいました。

お気に入り場所を決めたハルさんと「僕もそこがいい」と邪魔をして怒られるウタ(笑)。

一通り遊んで思い思いにくつろぐ猫たち。1週間お疲れ様。

 夫の反応

 仕事から帰宅し、旦那さんの第一声は

「むっちゃいい!!すっごいいい!!」でした。私は出来上がり想像図を描けるタイプですが旦那さんは明確に描くのは苦手な方なので「なんで飾り柱が嫌なん?取ったらどうなるん?床の間なくなるってどんな感じ?」っていうかんじだったんです。なのでどっちかというと私の強い要望で突入したリフォーム。やっと全貌を見て「あの飾り柱ってやっぱむっちゃ主張してたんやな…」としみじみ。あまりにもすっきりして大空間が現れたものだから私としては以前飾っていたアートフレームをまた飾りたいのだけれど、旦那さんはまだしばらく何もない壁を堪能したいようです。仕方ない、もうちょっとこの広々空間に浸らせてあげよう…。そして飽きてきたころにこっそり戻そう(笑)

本当の復旧完結編はまた後日かもしれない。