不用なスマホやルーターを処分する
私はゴミでしかないものをいつまでも手元に置いておきたくない”捨て魔”さんです。特に危険なものに関しては心配ピリピリです。一方、旦那さんはこちらから声をかけなければきっと次に引っ越すときまで何もせず、ゴミでも何でも大事に持っておくタイプなので処分したいものは私が処分せねばなりません。今日は我が家に眠っていたガラケー1台、ルーター2台、モバイルバッテリー2個を処分した話なのですがモバイルバッテリーに関しては完結していないので後日。
処分に踏み切ったのは初代のスマホがそろそろ限界だったから。
不用スマホを捨てるタイミング
私のスマホ初代はHUAWEIのP9Lite。2万円台だったのに優秀で、特にこのメーカーさんはカメラがいい！そして2代目を買ってわかったのですがスピーカーもいい！お手頃エントリーモデルの機種なのに十分すぎる良さでしたから本当に手放すのが惜しい機種でした。さすがにOSがアップグレードできなくなり、読み込みがとんでもなく不安定になったので2代目に替えましたが、その後この初代はお風呂で動画を見たり、充電中のサブとしてSIMなしで家のネット環境で使い続けておりました。ちょうどコロナ全盛期でホームステイだった時、楽天モバイルが0円キャンペーンをしていた間は通話できるよう復活させて家から出れない人と長く繋ぐのに活躍したものです。
そんな初代スマホがえらく発熱しだしたのが処分のきっかけです。私はその前のガラケーがある日急に立ち上がらなくなってログアウトできなくなったのがすごく気になっていて、今はそれとは比較にならないぐらいいろんな情報がスマホに入っているからちゃんとログアウト、データー消去、初期化できる状態のうちに処分したいと強く思ってましたのでそろそろあきらめることに。
さて、どこでどう処分しよう？
一番楽で無料で確実なのは大手キャリアのショップ持ち込み
私は店員さんと話す場面を極力避けたいタイプなのでまずは＜小型家電回収ボックス＞を置いてくれている店や自治体を探してみたのですが、家からはどこも”わざわざ車で行く”って感じの距離で、あとはお金を出して箱詰めして送る業者が一つ。そこはタイミングよくパソコンの処分品があれば一緒に送るもの全部無料でいいそうですが我が家はないので1600円かかります。誰とも話さず処分できて魅力的だけど有料は避けたい。ショップは以前にも旦那さんと利用しているので心配ないんだけど＜無料サービス＞で店員とやり取りしたくないんですよね。繊細さんにはハードル高いんです。あきらかに買い物することが決まっているお店では平気なんですけどね。だからずっと捨てれずにいたともいえるのですが。3，4日悩んだけどあきらめて一番近い”やわらかい銀行”（和訳）という名前のショップに行くことに。
無料サービスって受け辛い
ショップ名をはっきり書きづらいのは（もう言ってるも同然だけど）正直「やっぱり行くんじゃなかった」とおもう結果だったからです。後半は良かったですが最初に応対してくれた若い男の子が一番苦手なタイプでした。
私「あの～不要になったスマホとか携帯を引き取ってくれるという事で来たんですが？（ちなみにガラケーはそのキャリアのモノ）」
店員「それはうちの系列のものですか？今うちと契約中の方ですか？」」
ーいやいやお宅はどんなメーカー、キャリアのものでも公式サイトで＜無償回収可＞と言ってますよ？
「いえ、ガラケーはここのものですが、あとは違います。契約中でもないです。」
「はあ、違いますね。うちのじゃないです。まぁ、ちょっと訊いてきます。」
ーあ、相手の「チッ。」って心の声が聞こえそう。まず自分の会社の知識が全部入ってないことが明確で残念。奥で質問している相手は明らかにユニフォームが違う真面目そうな眼鏡の女性。あたりまえにOKが出てそれでもまだ嫌そうに「じゃあ、こちらへ」と椅子に案内されました。どうやら男の子の方はまだ回収は経験がないのかそこからはその女性店員さんが主導権を握ります。
「データー消去や初期化はどんな感じですか？」
「自分でやれることは全部やってきましたし、少し充電残してきてますのでどれも確認できます。」
ーまったく充電ゼロで行くとお店が調べたいことがあるとき充電から始めないとだめで時間かかりますからね。”捨て魔”の上に”準備魔”な私。こういう下調べはばっちりなんです。
「ありがとうございます！」
女性店員は男の子に電池を抜いたり、製造番号を確かめるのを手伝わせつつ、こちらにはいつも丁寧でお礼を言ってくれます。一方で、マニュアル通りなのかな？若い男の子のセールススタートです。
「今、どこのシム使ってますかぁ？」
「格安シムの○○さんです。」
「いくらぐらい払ってますかぁ？データ容量はどれくらいですかぁ？」
「880円かな2，3ギガだけど自分はそれくらいでいいから」
「ちゃんとつながってます？」
「はい。たまに他のがつながらなくて一部の人が混乱してる時も私はずっと無事でしたし。」
「少しでも安くなる提案をしようと思ったんですけど、もう今十分安いんですね。わかりました～」
と言い残してどこかへ行ってしまいました。その間、女性の店員さんは黙って、でもなんか気づいていてフォローの意味もあるのか一層私への対応が丁寧になっていきます(笑)。要するにその若い子は「契約取ってナンボ」の頭なんですね。もちろんそれが自分の評価やお給料に響くんだろうけどあの態度はあからさまだわ。
無事に持ち込んだものはすべて無料で引き取ってくださり、唯一初期化できなくなったガラケーは目の前で穴あけ機で破壊してくださいました。最後に4点の品番を記入した書類を頂いて終了。何もお金を払う買い物をしなかったのに出口までお見送りしてくれて深々とお辞儀をしてくれたのはちょっとした謝罪の意味もあるのかと思うほどでした。伝わったよ女性店員さん。
そんな感じですので不要になった携帯・ルーターをキャリアショップに持ち込んでみた、の＜まとめ＞をするならどの店員さんに当たるかで嫌な思いをするかもしれない
です（笑）。
これまでの日本のサービス業は上質すぎた？
そういえば、旦那さんと中古車を見に行った時も同じようなことがあったんですよね。その時は立場が逆で社員さんらしき人の方が態度が悪く、旦那さんが「今日はちょっと見るだけで」と言っていたからか「どうせ買わないんでしょ。」という雰囲気がぷんぷんしてました。研修中ぽいまだスーツを着ていなかった子が一緒に後ろをついて回って私と話していたんだけど、その子はずっとやわらかい感じのいい子でした。もしかしたらどちらも20代で歳が近そうだったので先輩は「こんな感じだぜ。まあみとけ。」って気分だったのかもしれないけれど、どちらにしろ目の前のお客さんのことを考えているか自分の売り上げやメンツのことしか考えていないかは私のようなタイプの人間は秒で感じてしまって、しかも逃げ出したくなるくらい嫌。できれば本当にそこで買うものがあったらぜひ感じの良い方の店員さんの成果につけてあげたい！
ま、サービス業のおもてなし精神のある日本ならではの愚痴かもしれないです。こういうところは外国に似なくていいのにな。
なにはともあれ無事家の中のガラクタ家電がなくなってすっきり。
