
実家の母と留守番をしてきました。
一緒に兄妹が一緒に住んでくれているので毎日の世話はお任せできているのありがたいのですが、二人が長時間留守する時は代わりに私が一泊二日か日帰りで母を見ることになっています。今回は一日の終わりに気分がどっと疲れて、しかも帰宅してからも頭が休まらなくて本当は夜中に文章を書き殴りたい気分だったのだけどクタクタで…今になって書くことに。
今年85歳の母は脳梗塞と脳出血を数回しており片側の手足が不自由なため一日の大半を介護ベッドで寝て過ごしています。トイレはポータブル、お風呂は入浴介助にお任せしていますが自分の部屋からリビングまでの4メートルくらいは歩行補助の器具を使いながら自力で往復します。母は少食だけど”食欲”がしっかりあるので3度の食事とおやつが必要で計4回、リビングとベッド間を往復するためいい運動になってます。
母の一日は一人でベッドでスマホ片手にゲームをしたり、動画を見たり、そのままうたた寝したりと自分で時間をつぶしていてよく「あら、もうこんな時間!」と言っているくらいそれなりになにかしらしています。なのでこちらが相手をしたりオムツを替えたりなどの必要はあまりありません。私が実家に行くときは家の普段足りてない家事をやりつつ、母のトイレと食事をサポートするのですが今回はちょっと疲れすぎました。
高齢の親は掃除ができなくなる
自分の親、義実家、友人のお母さん。70代~の夫婦、または独居の高齢者の家に行くと掃除ができていないことが本当に良くあります。それもそのはず、高齢になると
老眼でゴミ・ほこりに気づきにくい
体を動かしづらい
生活上あまり使わない箇所が増えてくる
…致し方ない。義実家の母は断捨離はできないけど掃除は好きな方だと思っていましたが新しい便利グッズを取り入れるのが苦手で掃除シートもつい最近まで使わず、関節が痛いくせにいつまでも雑巾での掃除にこだわっていたため結局、手が痛くておっくうになりほったらかし。こういう理由もあるみたいです。
自分の実家の場合は一緒に住んでくれている兄妹は両方”掃除”という概念のない人たちです(笑)あえてそう表現しときます。決してゴミ屋敷でも匂いがするほど汚れた家でもありません。掃除機をかけ、キッチンの洗い物をし、洗濯をし、風呂のバスタブだけを洗って生活してるみたいです。”それをしないと次の日を暮らせない部分だけ仕方なしにやってる”って感じでしょうか。家の中のそのほかの場所は彼らの頭の中にないようで、毎回私はその箇所の掃除をしに行く羽目になります。なので他人さんには「母の世話に行ってるんです。」と言ってはいるけど事実なにしてるか正直に言うと「本来は自分でしてくれないと困る”よその家の掃除”をしに行きます。」です。でもこう言うと自分がものすごくイライラするのでなるべく前者を理由にしています。で、もうそれを何十回も繰り返しているので努力して最近は”無”の領域でやれてたんですけどね。今回は久々にプチっと来た、というかどっと疲れたというか…。
母が元気な時はたまに拭き掃除をしていたはずなんですが、それができなくなってからは”管理者”のいない倉庫みたいなもんです。それぞれ自分たちの部屋も含め、すべての部屋のすべてのものの上にうっすらとホコリが積もっているのです。大きな家具や電化製品だけにとどまらずホッチキスやら筆箱のような小さいものにも。つまり久しくそれらを動かしてない証拠。全部外に出しっぱなし。だから”掃除”という概念がないんだと思っています。ホコリがあると
アレルギーや喘息を発症する
ニオイがとれない
他人が見たら気持ち悪い
ってことが想像できないのってどうしたらいいんでしょ?
うちの旦那さんもそんなに得意ではないですし、私も潔癖症でもないし掃除魔でもないのですが、それでもアレルギーを少しでも緩和したいし、猫の毛が2匹分あるから大変だけど頑張るんですけどね。もうお手上げです。実家で暮らしてるわけではないからほっとけば?って思いたいんですが定期的に自分もそこでご飯食べたり、ときには1泊したりしなくてはいけなくて。本当は実家で寝たくもないし、お風呂も入りたくないんだけど…かといってホテルになんかバカバカしくて泊まっていられない。自分のためでもあるので、うう~辛い。これって「同居の子は親の介護をしてるんだからそれくらい離れた子供がやれ。」って話ですかねぇ?私は衛生の話をしたいのです。
疲れている時に刺されるトドメの言葉たち
掃除に明け暮れていると時間と言うのはあっという間にすぎてしまい、帰ってくる人たちのために夕食を作り、ちょっとでも日ごろの家事を手助けになればと次のメニューの下ごしらえまで冷蔵庫に放り込んで帰路へ。妹にメッセージを送ったら「今日はたくさん仕事させましたね。ありがとう。」と返信がきました。「わぁ!感謝されたぁ~。」ってなるかぁ!もう毎回同じことの繰り返し。初夏の暑さもあってへとへとの電車の中「はぁ~、私は実家のただの<掃除おばさん>なんやなぁ。」としか思えなかったです。誰もわざとやってるわけではないし人間だれしも得意・不得意はあるもんですが「掃除が苦手」と「不衛生」は違うということだけはわかってほしいのと簡単でいいから”掃除”というピースを自分の生活のパズルの中にちゃんと入れてほしいんだよなぁ。
百歩譲って、褒められるべきところがあるとしたら私が「この状態をキープして!」って言っておいた配置はちゃんと守られているところとなんとなく前回言った箇所は気にしていそうなところ。なので地道に私が掃除しやすい配置と環境にしてそれをキープしてもらっていけば少しずつ実家に行った時の労力が減らせるだろうなと画策中です。
やっと地元の駅に着き、お迎えに来てくれた旦那さんと帰宅。一日私が留守していたため、旦那さんの食事の分も昼と夜自由に組み合わせられるおかずを用意して行ったので「結局どれをどう食べたの?」と尋ねた時にこの日最後の”トドメ”が待ってました。お野菜のおかずは2品作ってあって、プラスでチルドのハンバーグ3個パックを買っておいたんです。「お昼は外の好きなものを食べてもいいし、私のイメージとしてはこれを夕食にしたらいいかな。」って伝えて。そしたら「昼も夜もこのハンバーグを食べた。これおいしいなぁ?いいわぁ。」ですって。このセリフ自体はなんのトゲもないんですけど…実は、数日前にちょっと頑張って工夫して私が作った料理があったんですよ。我が家は99%自炊。料理は全部私。専業主婦なのでそれはいいです。人並みにはおいしく料理を作っているんだけど、いつも旦那さんは夕食時にはテレビに夢中で(私はあんまり夢中にはならない)料理には一切触れないものですからさすがに久しぶりに私がイラっとして「ねぇ、コレおいしくできてるって思うんやけど?」ってつついたばかりなんです。「え、おいしいよ?」って言ってはいたけど、今日は市販のハンバーグを生き生きと褒めているのを見てると、あ~あ、今日は聞きたくなかったなぁ~ってもう全部が悲しくなってきた。私はどこに行ってもタダの<掃除おばさん><給食おばさん>でしかないんだ。
久しぶりに消えたくなったんですがそれでも日常は止まってくれないので疲れた体にムチ打って猫たちの散らかしたトイレ砂を掃除して一日を終えましたが、なんか珍しく本当にいろんなことがイヤでちょっとの間寝れませんでした。嫌な気持ちだった他の理由はまた別で書きます。
モヤモヤしても相手が変わるのを期待することほどむなしいことはないのでなんとか立ち直りたい!
お金かかるからどうしようかな~?って悩んでいたとあるフェスイベントのパブリックビューイングのチケットを思い切って購入して一人でストレス発散しようと思います!