
一つだけ義理の親の家の問題が前に進みました。それは”布団で寝る”から”ベッドで寝る”です。…なのですが非常に中途半端な結果になってます。
母が圧迫骨折を数か所していたのでもう次の骨折があると寝たきりになってしまう!と周囲は全員思うわけで、2階で布団で寝ていたのをなんとか1階に降りてもらわなくては、とまずは身内の女性陣で軽く説得していたのですが当人はちっとも聞き入れる気配がありませんでした。本人の意志がないうちはあまりグイグイ行こうと思っていなかったのですがあるとき病院で症状を説明するために母自身が書き留めていた”1週間の体調”のメモを見てぞっとしたのです。書かれていたのは
”〇月〇日 朝、起きた時、つまずいて布団に倒れ込み頭を打つ”
ほら~、こけてんじゃん!まあ、ベッドにしたところでちょっとふらついて頭を打つなんてことはゼロではないしベッドから落ちる危険もあると言えばある…それはそうだとして問題はそんな状態の人が階段で毎日2階に上がったり下りたりしているということです。しかも普段どうやって階段を降りているのか聞いた時「四つん這いで後ろ向きに降りている」って聞いた時は「ひやぁ~!」って思いました。旦那さんの実家の階段はストレートではなく途中に一度カーブがあるタイプでしかも昭和な古い家ですから足を置く場所も決して広くはないのです。布団の上での転倒がもし階段使用中で起きたらもう無事ではいられないでしょうね。それでも1階で寝てくれないのです。
高齢の親に生活スタイルを変えてもらうことの難しさ
子供の言う事は聞いてもらえない
「老いては子に従え」
なんて言葉がありますがこれのとおりにしてくれる親がいったい何人いるでしょう。でもなぜか「そろそろベッドにしましょうよ。」と言った女性陣はすでにみな自分の母親とはちゃんと新しいスタイルに順応してもらえているんです。私の母は病状的にスムーズに移行しましたがもう一人のお嫁さんの話だと最初は少しごねていても諦めずに説得してみると最後は同意してくれて「もっと早くやればよかったわ」と言ってくれたとか。今回のドタバタで息子しかいない義理の両親が最近ボソッと
「うちには娘がおらんからな~」(ついつい身内の女の子たちに頼ってしまうって話)
と言ってたのだけど、正直本当の娘だったらもう少し強引にでもライフスタイルを変えてもらっていると思うんですよね。自分の母なら趣味も性格もわかっているっていうのもあるし、お互い全部言い合って多少喧嘩チックになっても最後は譲歩しあう、みたいなことができるんです。「危ないからこうしてほしい。」「こっちがすごく困っているからこうしてくれない?」みたいなことが伝わるし、母側からしても最初は対立しても「娘のお願いなら聞いてあげなきゃ」って心が働いてくれるのか譲歩してくれるのです。だからもし義両親が今の状態で「娘がいたらこんな感じか~」って思っていたとしたら私は「いや、本当の”娘”はこんなもんじゃないよ。お二人は今”理想の娘”のおいしいところだけ味わってるんです。」って言いたい!…言えないけど。
そういえば先日、自分の母が家の中ではなかなか補聴器を付けてくれないので声を大きくしているとこっちがへとへとになるからどれくらいなら聞こえてるのかチェックしたことがあります。実は思ったより聞こえていてどうやら問題は注意がこっちにむくかどうかなのだとわかりました。健康な若い人なら視線を別のところに向けていても誰かが「今日さぁ~」としゃべりだしたら耳だけでもそっちに集中できるのですが、母は「お~い、今からあなたに話すよ?」という雰囲気を出す必要があるとわかり、私としてはそれでスッキリしたのですが一旦自室に戻っていった母が次にリビングに来た時に真面目に補聴器を付けているのを見て「あら、なんてかわいい」と思ったんですよね。「娘を困らせたくない、聞き逃している会話があるなら聞きたい!」と考えた母がお茶目でもうそれだけで感謝です。
そもそも「親に<言う事を聞いてもらう>っていう発想が間違っている」的な意見も見ます。私もざっくり言うとそうなんだろうなとも思うんですよね。だから親の方が「なるべく自力でなんでもできるように健康でいたい!」とか「協力できることがあればしたい!」と思ってくれていれば説得しなくてもうまくいくんだろうと思います。となるとこれは前向きな性格と健康的な精神状態が基本条件になりますね。
家族外の人に言ってもらう
提案が受け入れられない時とりあえず一番に試したいのは「権威のある人に同じことを言ってもらう。」です。義理の母の<補聴器なかなかつけてくれない問題>も家族・友人はまったく歯が立ちませんでした。最後は、母がめまいがする→かかりつけの医者にいく→めまいは耳からくると説明され補聴器を勧められる→あっさり買いに行く、ということで決着を見ました。あっけなさ過ぎて拍子抜けしたくらいです。ぐずぐずしていた間は「何十万もするのに落とし失くした人を知っている」とか「他の音も拾ってあんまり便利でもないらしい」とかネガティブな情報だけ集めていた母の何がどう動いて買うことになったのかさっぱりですがこの件で自分より年齢など”下”の人の言う事は聞く気にならないタイプなのだと良くわかりました。それでも一つの道筋は見えたのでうまく活用したいものです。
我が家の<寝る場所問題>すったもんだ
さて、うちの義理の母の寝る場所はどんな風に中途半端なことになっているのか。を書くとします。なんとか物事が動きそうになったのは地域包括センターの担当者に「早急に2階で寝るのをやめてください!」とはっきり言われたことです。「よくぞ言ってくれた!」と思ったんですが現実はそうは簡単にはいきません。