
どこに行くでも、何をするでもなく、旦那さんの1週間の夏休み後半戦を過ごしています。
とりあえず旦那さん側の実家の様子を見に行ったのですが両方の親がそろそろ動きが限定されるようになり思ったことがあります。それが
新しいもの・新しいことを受け入れるのが苦手という性格は歳をとるととっても扱いづらいという事。
ちなみに、私の母と義理の母は性格がすごく違います。どちらも最近いろいろお世話や気遣いが必要になり、この性格の違いゆえに両方が同じように事を勧められないって場面に出くわしました。
変化を受け入れられない高齢者
高齢の親の医療への向き合い方の違い
私の母は基本”強気”です。良く言うと前向き?数回繰り返した脳梗塞などのため現在は足の麻痺がありますがメンタルが丈夫なのか、足腰痛くてもおなかはすくからご飯は絶対食べようとするし、選択肢を理解できればはきはきいろんなことを決めるタイプ。80代にしては新しいことを自分から調べるのもスマホ使ってサクサクやる方でした。(今はさすがに落ち着いているかもしれないけれど)この点で困ることはいろんな健康食品や便利グッズを自分で見つけて購入してしまう事、健康食品の口コミや「今ならもう一個買えば実質半額!」みたいな宣伝に弱い事です。でも、お医者さんにかかるという場面では困ることはほぼなく直近の圧迫骨折の際も「子供たちが段取りしてくれるならそれをやる」と比較的すんなり動いてくれています。
一方、旦那さんのお義母さんは一見ふわふわ系の女性。物腰が柔らかいので敵を作ったりすることがほとんどなく<昭和の良妻>という感じ。ですが、自分から新しい情報を取りに行くのは苦手らしく、自分の知ってる人がそれを体験して感想を言ってるかどうかに絶大な信頼を置いているようです。今回私の母と同じような整形外科的な不具合が体に出て生活に支障をきたしているのですが、なかなか医療と上手に関われていません。まっすぐ椅子に座っているのも辛いし、家事もたまっていっているというのに、今やれていることはあまり評判のよくない近所のクリニックに通い、MRIすら撮ってもらえず、離れた他府県に住むお義母さんが長く慕っている姪がこちらの隣県のカイロプラクティックの先生に「つないでくれるはず」とお盆休みが明けるのをずっと待っておられます。目の前にいる息子の嫁の私やお義父さんはどちらも鍼で体が楽になったことがあるので、すぐにできることとして目の前にある鍼灸院でもいいから行ってみれば?と言うのにそれは「自分にとって初体験だから嫌」なのだそうです。でも、カイロプラクティックも初めてのはずで結局自分好みの反応を最初にしてくれた方にしか興味はないみたいで。でも、休み明けまでの1週間。もう家事をやってくれてるお義父さんはくたびれておられたけど…。
新しいことにどんなイメージを持つかが選択肢の数を狭めている
他に食事の面も新しいものに手を出せないタイプの方は大変です。
自分の母は食欲はいつもあって、時間が来たらちゃんとご飯を食べたい人なので自分が起き上がれなくなった時、周囲の提案(?)でさっさと宅配おかずを注文して仕事をしている子供たちが家に帰るまでに食事を済ます段取りになりました。ところがお義母さんは「近所の人が『宅配はメニューが飽きてくる』って言ってた」と<お試し>すらしていません。結果、お義父さんが慣れない買い物や料理を少しするらしいのですが義父も同じく80代半ば。そりゃしんどいよ。
先日は何か助けになればとこちらから私の手作りのおかずを2品持っていったら「こういうのがいい!」と喜んではくれましたが内心「これでええんやったら、宅配弁当でも一緒やがな!」と思いました。気持ちはわからなくもないけどちゃんと現実的な方を選んでいただきたい。そして、今だけでもいいからお弁当で乗り切って、治療の希望が見えて実際症状がましになったらまた台所に立って食べたいおかずを作ったり、買い物に一緒に行っておいしそうなお惣菜を夫婦で選んだらいい。とにかく今は朝から夕方まで起き上がれないんだからお義父さんのために新しいものへの抵抗を少々ゆるめてほしいのです。
余談ですが、同じ年齢くらいのおひとり暮らしの近所のおじいちゃんと話した時、その方は若い時から和食の料理人だった方なのですが「今はお惣菜も冷凍食品の技術も昔に比べてすごく良くなってるから自分で作るよりおいしく食べれる」とものすごくさっぱり割り切っておられました。手作りの良さも十分知っておられるうえでの選択です。その方はテレビなどの情報もしっかり見て考えて決めておられる様子でした。
元気な時にはわからなかった性格
自分の母にしても、お義母さんにしても、若くて元気な間はどんな感じで食生活を送っているのか、どうやって病院を決めているのかあまり深くかかわっていなかったのでここにきていろいろと性格が邪魔することもあるのだと痛感しています。これまでと全く同じでは生活のいろんな面をできなくなってスタイルをまったく変えずそのまま続けていくには無理がある時、柔らかい心と、新しいものを楽しめる力、情報収集力は持った状態で歳を取りたいものです。
さて、この先あと何年、どんなことに手間取るか…。