「ちょうどいい」をさがす

自律神経失調症で繊細な専業主婦させていただいております

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「海を見ながら食事」なんて実は簡単にできたのだ

ー”海を見ながら食事する”

 生まれ育った町にいた時は夢のような話でした。大都会ではないけれど山のすそ野の住宅密集地・工場地帯の混ざった町で育った私にとって日常の景色に海が入ってくることはなかったし、親も海より山にレクリエーションに連れて行くタイプだったので余計に、です。そして20代。親元の実家を出て初めての独り暮らし、海に面した町に引っ越したことで知らなかった体験に出会うのです。

とはいえ、20代の独り暮らしじゃお金に余裕はございません。そのころの海ランチはもっぱらどこかでおいしいパンを買ってバイクで誰もいない埠頭まで走り、そこでなるべく先の方まで歩いてって解放感に浸りながらランチを食べる、でした。今考えると平日のお昼であっても女の子一人で誰もいない海辺の海に突き出た波除?でランチを食べてるのも危なくて怖いですね。誰かに突き落とされても誰にも気づかずに…ってなりそう。急に怖いことを書いてしまった…。30年前はそんなこと全然心配してなかったわ。波の音しか聞こえない、自分だけの景色を堪能しながら”ぜいたく品”の焼きたてパンを食べる!いわゆる自分へのご褒美です!これが私の”海ランチ”初体験。当時は最高の気分転換でしたね。

 さて、それから30年。すっかり味をしめた私は結婚後、また吸い寄せられるように海沿いの町に住むことになり、今度は郷里が一緒の旦那さんを巻き込んでいます。やっぱり海は良いもので、旦那さんもすっかり海見ながらランチのファンになりました。

 

 結婚記念日の話の続きです。

 今年の結婚記念日は何にもなく終わってしまい、一日遅れでなんとかおしゃれディナーだけは作った話をしました。

 

harutoutato.hatenadiary.jp

で、去年の記念日ランチは20周年で旦那さんがこっそり予約を入れてくれていたおかげで素敵な結婚記念日を過ごせたのでお店を紹介。大阪の南の方に入るとたくさん”海ランチ”を楽しめるところはあると思いますが自分が行って印象に残っているところを2か所。

 まずは去年行った大阪の南端、岬町淡輪の

<cafe azito/EDEN the garden>

屋内からテラス席越しに海。テラス席はかっこいいけど季節によってちょっと暑いです。

室内部分。おしゃれな、だけど普通の家のお部屋みたいなのがすごく落ち着きました。

 庭や外構のエクステリア設計の会社のコンセプトカフェということらしいです。

 青と白でまとめた地中海風の小さなカフェレストランは期間限定、3月~11月の週末と月曜日のみ営業。ランチ利用は1500円ほどのパスタやピザに660円のランチセット(スープ・デザート・ドリンク)を付けるといい感じなのでだいたい一人2000円ちょい。デザート、アルコールもありますが”海を見る”のが醍醐味なので夜はやっていません。3月・11月が17時、それ以外でも19時には閉店しますし、広くないので利用組数(6人以下)、利用時間が限定されていますので予約を。他にもいろいろ人数など規定があるのでホームページで確認が必要です。お料理はこんな感じ。

お天気にも恵まれました。ランチセットにしてさらに二人でアヒージョ一つを追加。早めに入ったのでスタート時はゆったり。終わる頃にはテラスも中も人がいっぱいでした。

注意したいのは最後狭い道路を入っていくので大きな車は気をつけて。二人旅の韓国の女の子たちが大きなレンタカーで来ていて、帰りに駐車場からうまく出られなくて旦那さんに助けを求めてきました(笑)。うちの旦那さん、レンタカーの仕事をしていたことがあるのでこういうのはちょちょいのちょいです。店も駐車場も個人のお宅のちょっと広いくらい、と思っておくとよいです。お料理はどれもおいしかったですよ~。

 

 もうひとつ。コロナ禍で室内のレクや外食はまだまだみんな気にしていたけど、ちょっとずつ工夫して飲食店が営業しだした頃に「そろそろ動いてもいいかな~でも換気を気にしなくていいところにしよう!」と行ったお店。和歌山日高郡由良町

BOAT CAFE 衣奈マリーナ>

 ここには朝のうちにさらに南にある白崎海洋公園に行ってから帰り道で立ち寄りました。1件目のレストランの海の景色がスパッと広く開けて見えるのに対し、こちらは少し入り組んだ入江に立つカフェです。オープンテラスにも結構人が入れて、海を見ながら食べられるのでお子様連れもたくさんいました。お店はあまり写さなかったのですがこちらも青と白のかわいいボートハウスのようなこじんまりした建物です。お料理はすべてワンプレートで使い捨てランチボックスに入ってくるのがカジュアルですごく気に入りました。このままテイクアウトでもいいそうです。この入れ物、残したらそのまま持って帰ればいいし、食器のカチャカチャも気にしなくていいから子連れさんにはいろいろ安心で便利な気がします。どのメニューも1300~1500円くらいでしょうか?

私たちは旦那さんがチキンタータ、私はガーリックシュリンプにしました。

50歳過ぎたらもう張り切って太陽の下には出ません(笑)半屋外のお店の屋根の下で。

ここもおいしかったです。普段自分では作りそうで作らないメニューを頂けて隠れ家のような雰囲気もよく、3年前のパンデミック中、屋外で久しぶりに頂いたランチっていう感動もあったからものすごく幸せを感じました。ここも最後の道が「え、行き止まり?」って不安になるくらい細いです。店の前まで行くと空間が開けて駐車場はちゃんとあるのですが対向車との行き違いや方向転換に気をつけて~。

足を延ばして白崎海洋公園も見てきてください。真っ白なこんな遊歩道を散歩するだけですが雰囲気あります。

 調べればまだまだ素敵な”海ランチ”はありそうです。お金もあんまりかからないいわゆる”プチ贅沢”。ドライブと組み合わせてまた行きたいな。もうこんなん体験してしまったら街中のカフェには戻れない…。世界が広がって良かったとつくづく思うのでございます。

波の音はやっぱりいい。