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”ダメもと”が刺さった!築50年超えのマンションを売った日

 今日は自分たちの家の売買の話を。

 10年近く前の話です。

 賃貸暮らしから初めての持ち家に移ったその最初の家は、当時築47年くらいの全部で70件~80件ほど部屋があるマンション。購入に際し選んだ理由は旦那さんの職場が目の前だったことと、ペット可物件だったこと。実際住んでみた感想は、自治会が面倒だったことと、水道管の劣化で水漏れがあちらこちらで問題になっていたことを除けば(結構問題かもしれないけど、マンションと被害を出した方の保険で賄われてました。)コの字型でがっちりした造りで地震の揺れも少なく、大変満足なお部屋でした。オーナーは自分たちで3人目くらいだったはず。前の居住者があまり利益を出すことにこだわっておられなかったのか、当時30代だった旦那さんでも購入できたお手頃な額でした。5年ほど住んだ後、とある理由で別の市に引っ越すことになり手放すことにし、今度は初めての”売る”体験をすることになります。

 

 

 まずは不動産選び

もともとそこを購入した不動産A(TVCMも出てる)、大手のB(逆にCMを打つまでもない鉄道系?の大きなグループ)ローカルなC(超地元では当時少しCMもあったけど地元密着!)。この3つの会社(店舗)にお願いした記憶がありますが最終的に選んだのはローカルなC店舗でした。理由は、

今の部屋に対するポジティブな面を評価してくれた

ちゃんと”相手にしてくれている感”があった  ってところでしょうか。

「何それ?」と思うかもしれませんよね。多分不動産ごとに得意・不得意といいますか興味のある物件・そうでない物件があると思うんですよ。あと、言い方は悪いけど”相手にしている価格帯”もあるんじゃないかな?でも、素人にはわかりづらいですよね?”家を売る”なんて経験は人生に何度もないのにドンピシャなお店を選ぶなんて大変。相見積もりの大切さを痛感するのです。

 C社さんはローカルとはいえ、近隣の街にいくつか店舗は持っておられる会社です。最初から明るく気さくで、担当者自ら<この部屋の売りポイント>なるものを理解してくださいました。実は我が家は前の住民の方が一度大規模に間取りを変えておられ、リビングと部屋を一つ、L字にぶち抜いておられたんですね。それを魅力ととらえてくださいましたし他にも2駅使える・ペット可・ベランダ前が公園など適正に評価していただけました。ちなみに他社さんはまるで相手にしてくれてない感もあったし「そんな簡単に売れないですよ?」みたいな空気がすごかったので依頼する気が起きませんでした。すぐ売りたいなら、ここならこれくらいじゃないと売れない」と言われた額は買った金額の200万ほど下の額でした。

 たしかに当時、同じマンションで数件売りに出していた空き部屋がその時点ではまだ売れずに残っていたんです。我が家とは間取りの違いのほかに、玄関OR部屋の窓がマンションの他の部屋からいつも見える、もしくはベランダ側が工場で暗い、など不利な条件なのに価格設定がえらく高めだったので自分たち的には「売れ残るのもわかる。そりゃそうだ」っていう状況でしたが、それを参考にされたのかもしれません。これは想像でしかないのですが、他のお部屋はもっと築浅の時にローンを組んで結構な値段を出した方々だったと思うのです。だからちょっとでも取り戻したくての設定だったのかな?

 

 さて、C社さんに依頼することにしたのが11月。

「いくらから価格設定しますか?まずはお客さんの要望で。」とおっしゃってくださってうちの旦那さんが提示した価格はまさかの

それ、自分が買った価格やん⁈

でした。特別人気が急上昇している町でもエリアでもないので不動産でプラスの利益を出せるような状況ではありませんし、キレイに定期的にメンテナンスされているとはいえ<昭和の香り>漂う築古マンションです。通常は自分たちもさらに5年住んだわけですから、それ相当の経年劣化ってもんがあるわけですよ。確かにトイレと廊下は自分たちで手を入れたけど…価格下げずに挑戦するの?まあ、購入時に安かったから欲をかいて上乗せはしていないところはいいのだけれど。とはいえ、それでも同時に売りに出している他の部屋より断然安い。担当者さんどうするだろ?と思ってましたら、呆れている私を横目にあっさり「いいですよ。最初はそれでいきましょうか。」と快諾。どうも価格は時間と共にどんどん下げていくこと想定込みで判断してくださったようでした。

 自分たちは先に次の家を決めて引っ越し、マンションは空き部屋の状態でそのまましばらくは何も動くことなく時間は流れ、その間も問い合わせや内覧があるとマメに連絡をくださいました。これも好印象。12月に突入し、やはりこの価格では売れないかなと思ったときに担当者の方から「年末は通常でも不動産売買は少ないので、年明けに”初売り特価!”みたいな宣伝方法でちょっと価格下げてみましょうか。」とのご提案。これにOKを出して「では、良いお年を~」って終わった電話の1週間後のことです。

「〇〇さん!売れました!!」

との一報が入ります。まだ年も明けていません。どうやらワンちゃん飼っている少人数ご家族が気に入ってくれたそうで「もう、こんなチャンスないのでいいですよね?契約で?」と担当者さんも興奮気味。いやいや、あなたが一番驚いてるやん、っておもしろかったです。そして値下げ交渉も特になく、すんなり売却。私は「ダメもとがうまくいくことってあるのね~」って思ったのですが、うちの旦那さんは「僕は信じてた。絶対あの部屋を気に入る人がおるって!あの部屋を購入した時からここなら売ろうと思えば売れる!と確信があったから買ったようなもんや」と、それ見たことかと鼻高々です。そうやって下町の高級エリアでもない築古マンションを奇跡の”買った価格で売り抜ける”という事案が起きました。

 その時は自分たちも初めての経験だったし、周囲にそんな知り合いもいなかったのでよくわからないままの体験でしたが、あとあと同じように売却希望しながらもなかなか売れずに困っているおうちを見ると本当は大変なんだな~さっさと済んで良かった。としみじみ。学んだことは、

相見積もりはいろんな規模の不動産会社を試すこと

担当者さんがポジティブに家を評価してくださること

自分も強みを良く知っておくこと

売るタイミング

欲は出さない

いろいろかみ合うとうまくいくのかもしれませんね。

自分たちにとってはいい思い出となりました。

 

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by よくわかる!不動産売却 不動産売却の基礎知識を解説