春と夏の境目の長さが毎年違うと感じるのは私だけでしょうか?
春と秋は気温的には同じ服で済ませられますのでこの流動的な長さの2つの季節を過ごす服は本当に少なくていいです。年によってはあっという間に春を感じる間もなく梅雨が来る気がしますもん。春には春の、秋には秋の色を選ぶのは素敵だけれどベーシックな色の方が持つものは少なくて済むので、このいわゆる<合い物>の期間の服は私の場合はネイビー、グレー、ベージュ、キャメルの4色の中で。普段着は長袖Tシャツと半袖のレイヤースタイルでなんとかする!
今年は春物着る機会があまりなかった気がする、というか自分の体質も変化したのかもしれません。以前は”寒い”のは苦手で”暑い”のは人並みだったんだけど、最近は旦那さんがいつまでも「寒い寒い」と長袖を着ているのに私は暑がっています。更年期なのか、はたまた体質が変わったのか…。なのでさっさと半袖に移行。
そしてあっという間に夏が来る。私の住む地域もニュースにのなるほどは暑くないけど日差しが強くて堪えます。
最近の夏はひどい暑さです。でもスマートに涼し気におしゃれをしたいのですが数を少なくしつつキレイ系の服を着るって難しいですね。しかも、私は最近、化繊のものが苦手になってきました。もともと好きではなかったけれどお肌が弱くなった分余計にです。特に、自分の汗がダメなのですぐにサラッと乾く、肌に密着しないものに少しずつチェンジして行ってる最中です。もちろん「一枚購入したら一枚処分」このルールは死守です。
あと、自分には襟元がV型のものがあまり似合わないと思っています。”平たい顔族ヒラメちゃん”なので。しかも、首元が大きくVに開いていると結局インナーのブラウスやカットソーが必要になるのも嫌なんです。物が多くなる。そんな中、一枚でキレイにまとまってお出かけもできるものをリサイクルもので探していたらレトロなブラウスジャケットを発見。
カットワークレース、好きなんですよね。でも真っ白は顔の色に合わなくて夏にレースの素敵なブラウスがあっても真っ白だと選べません。が!これは少しアイボリーでしかも刺繍部分がグレーなので真っ白ではないんです。いわゆる昭和レトロなお洋服ではあるんですがこちらに一目ぼれしました。
そうは言っても2,200円ほどだったこのブラウス。購入してからやっぱりレトロ過ぎて無理だな、と思ってもその値段ではもったいないし、次に別の人に売るのも難しいと思ったのでしばし思案。ところがよく出品側の説明を見ると「今なら1400円引く」という書いてあるではないか!え?そんなにも引けるんですか?少し前の表記だったので確認すると「そのメッセージはその時だけのタイムセールメッセージだったのと、そこからすでに100円値下げ済みなので1,400円は無理だけど1,300円引きならOKですけどいいですか?」とのこと。いいよいいよいいですとも!ダメもとで聞いてみてよかった~。と言うことで結果900円以下になりました。
届いてみると大変状態のいいお品。きっと最初の持ち主はとっておきの日にしか着なかったのでは?と思うほどゴージャスな刺繍とカットワークレースでした。さてここからは<昭和>を<令和>に変える作業です。
昭和な服の特徴はシルエット、ボタン、肩パッドです。古く見える犯人です。
私はプロのお直し屋さんでも洋裁の技術があるわけでもないのでシルエットだけは変えられません。なのでまずは肩パッドを外します。これは事前に外せることを確認済みですが、物によっては取り付け方が複雑で解体しないと外せないものもあるので注意が必要です。今回のは数か所縫い付けの簡単なものでしたのであっさり外せました。しっかり大きなのがついてました。
お次はボタンです。重そうなシルバーの薔薇モチーフ?の重めのボタンがついております。無駄にキラキラしているところが昭和だわ~。悪くはないけどやっぱりもう少し大人しめがいいのでシンプルなアイボリーのボタンに交換です。同じ大きさのはわざわざ買わないとなかったのですが小さめなら持っていたのでボタンに合わせてボタンホールの方を狭くします。幸い白いので目立たない。そうしてリメイクしたらこうなりました。
アイロンかけ直せばよかったかな?肩に「でっかい肩パッドついてました!」っていう名残のふくらみが残ってますね(笑)…すごいな肩パッドの威力…。
ボトムにこの写真のピスタチオグリーンのパンツを履くのを一番の目的にしていたので思い通りになりました!もちろん着まわして黒のパンツや他のボトムにも合うようにイメージして購入しましたので大満足です。中にタンクトップ着て羽織ったり、前を閉じて一枚でブラウスで着たりしようと思います。麻100%なのもうれしい!ピシッとアイロンかけて着たら”おでかけキレイ目”になるけど、くたっとサラッとデニムに合わせても良さげですね。真夏になるのが楽しみになりました。ま、今風にはリメイクできたけど20代、30代の若い子が着るものとはやっぱりちょっと違いますね。こういうのが着れる年代になってしまったとしみじみ。
今はこんな凝ったデザインのレースはあまり見ないのですが、まだあるのかなぁ?なんか職人技!って感じがするの好きなんですけどね。機械でしているのでしょうか?今も昔も凝ったものは高いからこれも元値を知りたいな。(あ、また大阪人が出た)
昭和を感じて着れないものの犯人は肩パッドとボタン。古いおうちで昔のいいものが見つかったらトライです。